遥の幼馴染はボウフウリンのお姫様２ (ページ12)

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仕切り直してページ12

梅「よし！今度こそこの件は、終わり！さ！食おう！食おう！

お？これなんだ？、、ごぼうフライだ！なぁ、A！これ食べてみろよめっちゃうまいぞ！」

『たしかに美味しそう、ﾊﾑ、、ほんとぉだ！美味しぃ！京ちゃんも食べてみてぇ』

杉「、、うまいな」

梅「だろ！うめぇよな！」

梅宮は美味しそうに笑いながら食べている様子を見ながら兎耳山は梅宮へある質問をしてきた。

兎「梅ちゃん、どうして梅ちゃんはてっぺんなのにそんなに楽しそうなの？」

同じテッペン同士であるのに、自分とは違って楽しそうな梅宮にずっと疑問を抱えていた兎耳山。

どんなふうに返事するのかなと、Aは内心少しドキドキしながら梅宮の返事を待っていた。

梅「俺さ、メシ食うの好きなんだ」

((は！？))

『(テッペンになんでご飯？なんの関係が、、)』

梅宮の意味不明な回答に疑問をもつ。

兎「俺も食べるの好きだよ」

兎「俺カレーが好き、梅ちゃんは？」

梅「俺はオムライスだな！でも食べるっつーより、こうやってみんなでワイワイしながら食べることが好きなんだよ。色んな話したりバカ笑いしたり嫌なことがあってもどうでも良くなる。その時間が何より楽しみだ。だから俺、今もめっちゃ楽しいよ。そんでそれは、俺がてっぺんだっつーことと何の関係もない」

そう言って真っ直ぐ兎耳山の方へ顔を向けて話す梅宮

『(なるほど、そういう意味だったんだ、、やっぱ凄いな梅ちゃんは本当に良いこと言うなぁ、、

言ってほしい言葉を掛けてくれるし、気づかせてくれる。
本人は無意識だろうけど、皆、梅ちゃんの言葉でいっぱい、救われたんだよなぁ、、
私もその内の１人だし、今日だって、とみちゃんに強さよりも大切なものを気づかせてくれた。

前までの、とみちゃんは目が真っ黒で嘘な笑顔をしていたけど、今じゃ、目がキラキラしてて、ちゃんと心の底から笑えてる、、

ハルも、条を救ってくれた。

ほんと、皆すごいなぁ、、尊敬しちゃうよ)』

兎耳山は梅宮の話を聞き終わると、残念そうに寝っ転がり空へ拳を上げた。

兎「あーあ！オレの拳は軽いって訳だ、勝ってこないなや」

しかし、彼の表情はスッキリしたような晴れやかな顔をしていた。