遥の幼馴染はボウフウリンのお姫様

蘇芳対鹿沼 ページ34

『(ゆっきー、脳震盪を起こしてだけだし、このまま寝かしとけばぁ平気だよね？)』

あの後、私じゃ、ゆっきーを持ち上げられないから、ハルが一番後ろの椅子まで、ゆっきーを運んでくれたのだ。


蘇「さてと、行こうかな。その前に桜君、オレはね、君がてっぺんを獲りに来たと話した時、馬鹿っぽい人だなって思った。
本当に、こんな人が、Aの幼馴染だったのかなって」

桜「んだよ！急に！ケンカ売ってんのか？だったら買うぞ！！」

『まぁまぁ、ハル、落ち着いて！』

蘇「ふふっ、いや、ごめん。もっと空っぽだと思ってたんだ。
けど、君の言葉や行動には芯がある、そんな君をオレはカッコいいと思ってる。
だから、オレも頑張るよ！、、Aちゃんのことだって、皆、、君には、絶対負けないからね」

桜「望むところだ！！」 秋「おっオレだって！」

『、、？何の話してるの？もしかして、分かってないの私だけ？』

蘇「Aちゃんにはまだ、知らなくて良いことだよ！そうだ、オレ、Aちゃんにしてほしい事があるんだけどね」

『？、、どんなこと？』

蘇「オレにも杉下君と同じ様に、ラブコール欲しいな〜って！
オレもさ、Aちゃんからのラブコールと、序にご褒美があったら、凄く気合入るんだよね！」

『えっと、、私、ラブコールのイミ、よく分かってないけど、、
がっ、頑張ってね隼飛！タイマンが終わったら、、えーと、ぎゅうー！ってしてあげるねぇ！
だから、お互いできるだけ怪我しないようにねぇ？」


蘇枋「うん！できるだけやってみるよ、ありがとう。」

そう言って私の頭を撫でた。

ーーーーー



鹿沼「お前らのせいで有馬が、、」ｶﾞﾘｶﾞﾘ

蘇「なんだ、仲間のために怒れるんだ。あの時とはずいぶん違うね、、」

鹿沼「ボクは有馬とずっと一緒にやってきたんだ。兄弟がやられて怒らないわけないだろ」

蘇「あはは、でも、さっきの人はAちゃんに手当されてただろ？
自分が被害者になった時だけ喚くなんて我慢を知らない子供のようだね。
つらかったでちゅねぇ、、ボクちゃん」


蘇枋癇癪起こして、しょうがないで済むのはせいぜい小学生と何をしても許される可愛いAちゃんだけだよ」

『(んぅ？はやと、、いまなんて、、、)』


蘇「さぁ…オレと一緒に大人の階段上ろうか」

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