遥の幼馴染はボウフウリンのお姫様

祭り ページ30

梅「まったく、お祭り騒ぎになっちまって、、いいか？お前ら。
こんな大事になっちまったが、本命はオレと兎耳山のタイマンだ。
気楽に行ってこい！」


桜「ふざけんな、勘定に入ろうが入らなかろうが負ける気なんてさらさらねぇ」


杉「、、ﾌﾝ」


蘇枋「だね！」

梅「、、つくづく、頼もしいね！」


『(ハル、、成長したなぁ、、)』

私は京ちゃんの背中から少しだけ体を出し、何も言わずにハルとはやとの背中を強めに叩いた。


蘇芳「わっ！！」


桜「！何すんだよっ！」


『私、、応援してるから、、絶対、勝ってよぉ！』


桜「！ﾌﾝ、、当たり前だ！！！」

蘇芳「勿論だよ！」



兎耳山「梅ちゃーん！やろう！早くやろう！」

十亀「いやいや、大将なのに一番最初はありえないから」

有馬「大将ーオレからやっていいか？さっきからあの長髪がちらちらガン飛ばしてうぜーんだわ」

蘇芳「わー杉下君、ラブコールもらちゃったね！」

杉「、、、」

梅「ま、良いんじゃない？」


『じゃぁ、、京ちゃんが、、最初のタイマンをするんだよね？ここでちゃんと見てるからねぇ！』


そう言って京ちゃんの背中に両手を置いて、おでこをくっつけた。


杉「///あぁ、、A、、」私はなに？と返事をした。

杉「オレ、、Aからのラブ、、こーる貰ったら、、たくさん、、ガンバレル、、」


『えっ？』



そう言ってそっぽを向いて頷いた。でも、一瞬だけ髪の隙間から真っ赤な耳が見えた。


『(あっ耳真っ赤、、かわいいなぁ、、ラブコールかぁ、、なんて言えばいいのかなぁ、、)』




身長がおっきくて、お顔が少し怖いけど、風鈴ために、梅ちゃんのために、頑張る京ちゃん、、





『(京ちゃんの最初の相手は、、ゆっきー、、ナンダカ、複雑な気持ちだなぁ、、
どんなに敵だとしても、、こんな私とお友達になってくれた、、でも、、)』

私は、さっきまでの考えを無くすために、思いっきり京ちゃんの背中を押した。

　
　


　 そんなこと、今は考えちゃダメなんだ、、





　 『、、京太郎！頑張ってねぇ！これが風鈴の力だってこと皆に見せつけてやれ！！
　 終わったら、イイコイイコしてあげるから！』

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