遥の幼馴染はボウフウリンのお姫様

まこち街　猫 ページ2

まこち町にて

『ホラホラおいで〜怖くないよぉ、、イタ！！あっ！、、逃げられちゃった、、』


草むらに潜んでいた一匹の猫に爪で引っ掛けられ背を向けて逃げていく猫を見ながら、
折角、チュール買ってきてあげたのに引っ掛けられちゃったと呟いた少女の名前は神崎A


彼女は自宅で飼っている猫のために○ュールを買って帰ってる際に草むらから猫の姿が見えたため近寄って撫でようと手を伸ばしたら、爪で引っ掛けられてしまったらしい。

そのせいで、手からは赤い血がたれていた。


通りすがりのおばさん「おや、姫ちゃんじゃないかいそんなところに突っ立てどうしたんだい？」

『あっ、、おばあさん、その呼び方ヤメてって行ったじゃん、、あのね、実はね買い物途中に猫が居て、撫でようと近づいちゃったら引っ掛けられちゃって』


通りすがりのおばさん「良いじゃない！他の皆も呼んでるんだし！アナタはこの街のお姫様なんだからさ！
あらあら、猫に爪向けられちゃって、、とんだ悪日だったねぇ、ほれおばちゃんに見してみんしゃい。」


『むぅ〜ありがとぅ』


私はそう言いおばさんに見せると、どこからか出した包帯で丁寧に巻いてくれた。
でも、姫ちゃん呼びは恥ずかしいやぁ、、


通りすがりのおばさん「はい、終わったよこれからは気をつけなさいね、高校でも喧嘩ばっかりしてけがしないようにねぇ、皆、心配するからねぇ！頑張りんしゃい」


そう言って、Aに飴を渡し帰っていった。


『喧嘩ばっかりしないでか、、それは無理な話かな、、(ﾋﾟﾛﾝ)、んぅ？』
Aのスマホに一件の通知が来た。


それは梶蓮からだった。
内容にはAも一緒にケンカするか？みたいな内容だった。


Aは梶に連絡をし終わり走って商店街の方に向かった。




Aは知らなかった、あの場所に彼がいることなんて。

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