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(30)トランク ページ33

《悟side》



伊地知に最後まで手を振ったAちゃんの手を取って、



僕の車に乗るように言う。



すご!!と言った彼女が、



後ろに乗り込もうとして、慌てて止めた。







「待ってAちゃん」



『?



…あ、後ろのトランクにいたほうがいいですか?』



「えっ」



『嘘です、すみません。



そんなヤバイ奴見たみたいな顔しないでくださいよ』



「…びっくりした、Aちゃんなら言いかねない」



『うわひっどい』







そう言って、したやったり、と笑った彼女を、助手席に乗せた。



そのまま彼女を乗せて、ウキウキし過ぎてキョロキョロしている、



隣の彼女に声を掛ける。







「…ね、Aちゃん」



『はい!』



「今日さ、水族館行こうと思うんだけど、どう?」



『……す、水族館…!!』



「…あれ、もしかして行ったこと無い?」



『…まぁ、ハイ。



ヤバい叔母さんがいるってお話したと思うんですけど、



そのせいで私も、高校生からアルバイト漬けだったので。



母さんと行く機会なんか到底ないですし、



めちゃくちゃ憧れでした』



「それは良かった」







目をキラキラさせながら、水族館!と言って、



運転する僕の方を見たAちゃん。



そのまま雑談をしつつ、車を発進させた。



…なんとなく視界に映り込んでるから分かるが、



出発前からずっと、Aちゃんに見られている。



流石に運転中に横を向くわけには行かない。



どしたの、と彼女の方を見ずに、声に出す。



すると、思ってもみない言葉が帰ってきた。

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雅城(プロフ) - grayさん» すみません、亀更新で…笑 もっといいものが書きたい!となると、本当にこの作品を出していいのか、とか検討しているうちに1週間…笑 きちんと更新するのでお待ち下さい…!!笑 grayさんに泣かれちゃったら、雅城が泣きます笑 (2月17日 9時) (レス) @page1 id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)
gray - 雅城さん» はい、読ませて頂きます!もう更新されるの楽しみ過ぎててヤバいです!...途中で作品放棄したら、泣いちゃうぞ(笑) (2月12日 13時) (レス) id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
雅城(プロフ) - grayさん» 天才だなんてとんでもない、駄作者です…!!笑笑 大好きと言っていただけてとっても嬉しいです…!! これからも雅城を、また作品のご愛読、お願いします…!! (2月10日 15時) (レス) @page32 id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)
雅城(プロフ) - 詩伊奈さん» うわぁぁ!ありがとうございます😭 そうなんですよ、殿堂入りするのって、101票目でなんですよね!笑 そこの票に届くまで、また、その後に票を入れてくださる方に感謝する大事な節目の票です…!! ありがとうございます、期待に応えられるように頑張ります!! (2月10日 15時) (レス) id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)
雅城(プロフ) - 浮輪肉さん» これからも楽しんでいただけるように頑張ります…!! 好き、と言っていただけるのが、1番書いててもらうと嬉しい言葉です…!! これからもどうか、雅城と作品をよろしくお願いします…!!笑笑(^^ω) (2月10日 15時) (レス) id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御手洗ネコ | 作成日時:2024年2月5日 19時

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