【54】情報過多 ページ6
「えっ!!梟谷の主将さんとマネージャーさん付き合って…!?」
『…なんか、思ったより知られてないんだね』
「俺学校帰ったらグラウンドで叫ぼうかな…」
『やめて、やりかねないから。早く寝なさい』
「…やだ、この状況で俺だけ戻るの」
『…クロくん、お願いします』
「…ハァ、はいはい寝るよぼっくん」
「Aちゃん、俺頼ってもいいよ?」
『なにも聞こえません。
及川徹の声は特に聞こえません』
残された私と京治に及川徹、烏野1年コンビ。
…いや気まず。
と思えば、保健室内からクロくんに名前を呼ばれた。
及川徹への用事が残ってはいたが、
その用事がいつまで保健室を使っていいのかという
めちゃどうでもいい質問だった。
…この状況で私が抜けるのは一番やばいと思うが、
とりあえずじゃ、と保健室に戻った。
《mini赤葦side》
「梟谷のセッターさん!付き合ってるんですかあの2人!」
「うん、もうちょっとで1年かな」
「えっ!すげぇすげぇ!!
影山失恋じゃん!!」
「おい、黙れボケ!聞こえたらどうすんだよ!」
「すんごいさっきの飛雄ムキになってたもんねー」
「及川さんだって、!」
「…影山くん、姉さんのこと好きだったんだ」
ぼそっといった俺の発言によって、
3人がギョッとして黙る。
…え?なんか変なこと言ったか?
「…ね、アカアシくん、姉さんってなに?」
「今だけ及川さんに凄い同感です。
Aちゃんのこと姉さんって呼んでるんですか」
「姉さん!?なんかいいな!」
「日向、お前紛らわしいから黙っとけ」
「えぇ!?」
「…アカアシくん、その年齢で姉さんって痛くない?」
「…え?痛いんですか?」
そんな事初めて言われた。
…と、烏野の監督さん?が通りがかって、
1年コンビを回収していく。
面白いから、とオイカワさんもついて行った。
《後日談、Aside》
「姉さ、…ハッ、」
『んー?どした京治』
「…じゃなくて、宇佐埜先輩…、A先輩…?
宇佐埜さん、…Aさん…?」
『えなになに、怖い怖い』
「…ね、俺、姉さん呼び卒業する」
『えぇ、私京治の姉さん呼び好きなんだけど』
「…じゃあやっぱいいや。
…姉さん、ドリンク、ちょうだい」
『あ、ごめんごめん』
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雅城(プロフ) - (^^)さん» 本当ですか…!笑笑 メンヘラ難し過ぎて死んでたので、そう言っていただけると本当に嬉しいです…!! …と、言うわけでまだメンヘラから治るには早いぜ木兎光太郎。笑笑 これからもご愛読お願いします…!!コメントありがとうございます! (4月5日 7時) (レス) id: 14d683d60f (このIDを非表示/違反報告)
(^^)(プロフ) - ねえ最高です、、、たくさん読みたい、、更新頑張ってください!!!いっぱいメンヘラにさせてください(^^)笑笑 (3月29日 3時) (レス) @page7 id: a3a2c4d69d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉子 | 作成日時:2024年3月16日 17時