フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《43》悟さんがしんどい ページ44

《Aside》



誤算だ、誤算過ぎる。



null型持ってるとか聞いてない。



…うわやだ、



悟さんのこと気になってるのバレたらやだなぁ。



そう思えば思うほど、指が機敏に動いて、



ディスプレイ内のキャラが両手剣をぶん回す。



…悟さんに引かれたかなぁ。



確かに外見が好きだけど、あの人の明朗快活なところに、



鍋の時に確実に惹かれてしまった。



…しかもよりによって、建人の先輩とか。



笑うしかない。



顔が熱い、画面越しの悟さんは、



私が気になってることを知ってるのだろうか。



この異常な心拍数を逃がすように、必死に戦う。



…すると、結構あっという間に倒してしまった。



二番煎じさんから、気合入ってたねぇ、と連絡が来る。



…と、その下にポップアップが2つ。



【Taku：五条サン、カワウソのこと好きだってさ。
ぐっどらっく】



【悟さん：ね、次の週末空いてない？】



急に心臓がバクバクいい始める。



…鍋の時はポーカーフェイス出来ていたのだろうか。



出来てたとしても、次は無理だ。



どうしよう、とTakuくんのメッセージをタップする。



…否、タップしようとした。



すると、手の側面が携帯の画面に触れていたようで、



シュッとズレて、間違えて悟さんのに既読をつけてしまう。



！！



と、1人で目を見開いて、慌てて返信を考える。



…瞬間、電話がかかってきた。



【応答】と、【拒否】のボタンの上の表示を見て、



気が遠くなった。



【悟さん】

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