フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《29》突撃☆大作戦 ページ30

「やだなぁカワウソ様、



そんな面白いこと言わないでよ」



『…えぇ、でもなんか、建人とか、君たち3人とかさ、



なんだろう、この中に私混ざれない』



「…いや、ここにいる誰より美形な貴方が言いますか」



『建人、お世辞とか寒すぎるからやめて』







珍しい建人の褒め言葉に思わず顔をしかめる。



お世辞ではありませんが、と言った建人をスルーする。



…と、唐突に思い出して、思わず口にした。







『ね、白髪さん、』



「…僕の名前、悟ね。



はい、リピートアフターミー、悟」



『さとる』



「うんそう。



で、なに？」



『悟さん？ってめちゃくちゃ顔綺麗なんですよね？』



「…ね、それ誰情報？」



『建人です』



「やっぱ、ななみんって僕のこと意外とさ、」



「好きではありません」



「ごめん」









一見不機嫌そうには見えるけど、



少し楽しそうな建人を見て、なんとなく安心する。



労働はクソだとか言って転職した時は不安だったが、



それなりに楽しんでいるようで、少し、ほっとした。



ななみん、と絡む悟さんのお陰なんだろうなぁと、



少し微笑むと、私を見て、真顔でピタッと止まった悟さん。



サングラス越しに目が合って、少し気まずくなる。



すると、ニヤッと笑って悟さんが口を開いた。








「…見たい？」







サングラスしててもイケメンで、



少しドギマギしながらブンブン首を縦に振った。

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