フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《26》ここまで来たら笑うしか ページ27

「…Taku、なんだっけ、見たことあるよ僕。



あれだ、カワウソ様のパーティーの軍師」



「…これ、俺ですね」



「……おぉ」



「まさか五条サンだと思わず、タメ使ってすみませんっした」



「あぁいえいえ」









で、次に見せられた写真を見て、目を剥いた。









「…これっ、」



「俺、カワウソと仲良くて。



顔はお互い見せたことなかったんですけど、



いつも電話しながらプレーしてて」



「ネッ友ってこと？」



「まぁそんな感じですかね、



…それで、電話してる時に超レアガチャを回すって言って、



カワウソに許可もらって画面録画してたんですよ。



したら、カワウソの音声も入ってて」










そう言って、猪野くんが再生ボタンを押す。



おぉ〜！！、と、ついこないだ聞いたばっかりの声が聞こえてきた。









『Takuくん引き良すぎない！？



私にもガチャ運をくれ、頼むから』



「んなこと言ったって、カワウソは強いじゃん」



『それとこれは話がチガウ』









…間違いない、七海の幼馴染の声だ。



思わず、目隠しの下、目を見開けば、猪野くんが、



心当たり、俺もあるんすよ、と言った。








「…こないだ、七海さんが電話、してた相手が同じ声をしてて」



「…もしかして、その相手って、Aって人じゃ」



「…ですね、七海さんが好きな幼馴染です」



「…ね、気まずいこと言って良い？」



「ど、どうぞ」



「僕、その子のこと気になってさ、



昨日連絡先交換しちゃったんだよなー、みたいな…」









猪野くんが呆気に取られた。



…さぁ、どうしよう。

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