フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《25》ここまで来たら笑うしか ページ26

《五条side》



「…あ、あの、五条サン」



「えっと、い、いぃー…、猪野くん、」



「あ、そうです」









何故か少し気まずそうに、昼間の高専内にて、



僕に話しかけてきた猪野くん。



職員室の椅子をくるくる回しながら、



次の遠征任務の概要を読んでいたところだった。



…確か七海のことが大好きな後輩、なはず。



申し訳無さそうに眉を下げて、



違ったら申し訳ないんですけど、と言われる。



そのまま携帯の画面を見せられた。








「…これ、見覚えって」



「……これ、」



「…鬼純姫を持ったやばい新人って、五条サンですか」



「…なんかバレると名前恥ずかしいんだけど。



恵が顔をしかめたのはそういうことか」



「と、いうことは」



「うん、間違いなく僕のアカウントだね」









ホッとしたような顔をして、顔の緊張を解いた猪野くん。



…知られたのが結構恥ずかしくて、少し気まずくなる。



…が、逆に猪野くんの方は吹っ切れたと言わんばかりの顔をする。



次にスライドして、別の画面を見せられた。

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