フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《20》可愛い【幼馴染】 ページ21

《五条side》



1年生が、2年生にしごかれてるのを見て、



書類整理しないとなぁ、とてくてく職員室に戻る。



と、七海と女性が歩いてるのを見る。



微笑ましいなぁ、と思い、そのまま職員室に



…戻るわけもなく。



よく分からないけど、文句のつけようがないレベルの美人に、



腕を絡まれながら歩く七海。



…高専関係者しか入れないのに。



誰？



てか七海と腕組むとか、どういう関係？



少し早足になりながら歩み寄りつつ、なーなみー！と呼んだ。










「…ｹﾞｯ…五条さん」









すると、腕を絡めていた女の子が、うっそ、とこぼした。








『建人、ゲッて言うんだ…』



「…なんだと思ってるんですか？」



『…むっつりすけべ？』



「…明日任務先がちょうどあなたの実家の近くなのですが、



どうしたいですか」



『ごめんなさい』








そういって、ぶっすーとした彼女を見て、笑いかけた。



瞬間、めちゃくちゃに七海に睨まれたのがわかる。



…ふぅん、七海も恋とかするんだねぇ。








「可愛い人連れてるね、彼女？」



「いや、おさな」



『まさか、無いです、無い無い。



建人が彼氏はマジでない、ね』








しっぶい顔で、そうですね、と言った七海に笑いをこらえつつ、



はじめまして〜、と言う。



パァーッと顔を輝かせた彼女は、七海の腕から離れて、



ペコっと頭を下げた。

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