フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《2》最強の新規 ページ2

電車のドア前の手すりがある角にもたれかかりながら、



二番煎じさんとメッセージを続ける。









【キモ、なんて人？】



【確か喜久福とか言ってた】



【それあれじゃん、仙台のめっちゃ美味しいやつ】



【俺あれ好き】



【私もずんだ好き】



……でも、なんで喜久福なんて名前なんだろうか。



仙台住まいか？



【サイト内大荒れだよ、あのカワウソ様も持ってないのにって】



【…様付けされるの本当に勘弁なんだが】



【まぁ無課金で1位だったら神みたいなもんだよ】



【二番煎じさんだって課金月1000円じゃんか】



【まぁね。



…ね、その喜久福さんさ、俺等のパーティー入ってもらわない？】



【えぇー、入ってくれるかな、



あの鬼純姫持ってれば一人でもやっていけるってウワサでしょ？】



【でもパーティー専用クエストとかもあるじゃん】



【そうとも言うけど。



まぁいいや、今日声掛けとくよ】








…と、いうわけで、私はこのゲームを初めて初、フレ申をしたのである。



……10分後。



案外早めに喜久福さんからフレ申が返ってきた。



……この時はまさか、



幼馴染の先輩が喜久福さんだとは思わなかった。

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