【8】良い酒 ページ8
『あ、…あ？』
「アイゼン、だよ」
『あいぜん』
勇者と少女が出会って約10年。
勇者に連れられて、少女とアイゼンが出会う。
「やぁアイゼン、久しぶり」
「…20年ぶりか、昨日の事のようだな」
「アイゼンとフリーレンはそりゃそうだよ。
…今日は、紹介したい子がいてね」
「なんだ、彼女でも出来たのか」
「違う違う。
こんないい年して、彼女は作らないよ。
僕の一番弟子の魔法使い。
前話しただろう？」
「混血の少女か」
『……えと、初めまして、Aと申します』
「…ほぉ、これはまた綺麗な子を拾ったな」
「でしょ？最初に会った時はびっくりした」
「…入ってくれ、詳しく聞こう」
招かれるがままに、ヒンメルと席に付く。
アイゼンは、表情を柔らかくして笑った。
「魔力量がフリーレンとほぼ互角とか聞いたが、本当か？」
『いえ、フリーレン様なんて恐れ多い、』
「本当だよ。
A、一瞬でいいから解放できる？」
『ヒンメル様が良いと言うなら…、これでいいでしょうか』
「……確かに、フリーレンに匹敵する量だな」
「でしょう、僕の見る目は鈍ってないはず」
『でも、恐らくヒンメル様の訓練で、今は魔法というより、
剣術のほうが得意かと…』
「……そうかも」
少女、ヒンメルとともに、アイゼンと出会う。
少女がヒンメル亡き後、
アイゼンのもとに通うようになるキッカケである。
『あの、これ、』
「…随分と良い酒だな。
ありがとう、
ハイターほど喜びが表面に出なくて申し訳ないが」
『…あの、
ハイター様にはお酒は差し上げてはいけないと、
ヒンメル様が……』
「……これを見たら泣き出すぞ、ハイター」
フリーレンと出会うまで、57年。
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ヒバリ - 初コメ失礼します！いきなりですが、このお話とっっても面白いです‼︎主人公ちゃんがこれからフリーレンたちにどう出会ってどう戦うのかとても楽しみです。応援しています！これからも頑張ってください！！！長文失礼しました！ (4月29日 17時) (
レス) @page13 id: f1ebc04cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御手洗ネコ | 作成日時：2024年2月26日 7時
