【4】美しい封印 ページ4
『…なるほど、そうでしたか。
…でも、ヒンメル様方がわざわざ出向くということは、
それまでに何人もが打ち破れてきたはず。
研究が進むのが遅すぎませんか…？』
「…あぁ、そうだろうね。
でも、僕達が負けたことで、より一層研究が進み、
中級攻撃魔法が生まれたんだ。
負けたことにも、意味はあったんだよ、A」
『…そういうもの、ですか』
「あぁ。
行動一つ一つに、ちゃんと意味が宿るんだよ。
A、よく覚えておくんだ」
『分かりました』
「…さぁ、そんな話をしていたら着いてしまった。
これが、その魔族、クヴァールだ」
『……でっっっか』
「Aは小さいからね」
『ヒンメル様と身長は、ほぼほぼ変わりませんよ』
「こらA、そういう事は言わないんだ」
『先に言ったのはヒンメル様です。
……でも、流石フリーレン様。
ここまで美しい封印は初めて見ました』
「封印に美しいとかあるの？」
『はい。
…いつか、お会いしてみたいです』
「…会えるさ、きっとね」
ヒンメルと、ヒンメルが拾った少女が、
連れ立って行動をするようになって約1年。
ヒンメル一行が討伐を諦め、封印した魔族との接触及び、
封印した魔族近くの村の様子見をする。
まさか、67年後に、少女が自ら、
その憧れのフリーレンと、弟子のフェルンと共に、
討伐をすることになろうとは思わなかっただろう。
フリーレンと出会うまで、あと66年。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒバリ - 初コメ失礼します！いきなりですが、このお話とっっても面白いです‼︎主人公ちゃんがこれからフリーレンたちにどう出会ってどう戦うのかとても楽しみです。応援しています！これからも頑張ってください！！！長文失礼しました！ (4月29日 17時) (
レス) @page13 id: f1ebc04cbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：御手洗ネコ | 作成日時：2024年2月26日 7時
