Fantasy Box!! 6 (ページ17)

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Deep location of the storage② ページ17

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それから程なくして、
招待状の日になり私は日本を出国した。

今日は平日だし、飛行機も早目に取ったから、
好きな席を選べた。

眼下に見える白い雲がすごく明るい。

これから楽しいパーティが待ってる予感がして、
なんだか気分が高まった。

飛行機に乗る前にテギョンにメールしたけど、
今は忙しいのかな、まだ返事は無い。

機内でパーティの他に行きたい所をピックアップしていたら、あっと言う間に金浦空港に着いた。

いつもの出口を出ると横付けされた白いRV車の
窓が開いて声を掛けられる。

「A！おかえり。」

「お、おんに！！来てくれたの⁉」

派手なネイルの細い指がサングラスを外し、
私に声を掛けた綺麗な女の人。

ソユンおんにだった。

ミンジュンさんの音楽仲間のヒョクおっぱの
彼女さん。

いつも韓国に来ると、何かと助けてくれる。
本当の姉のような私の数少ないお友達。

ソユン「テギョンから連絡貰ってさ。
Aを迎えに来たの！さぁ、乗って！」

「おんに！ありがとうございます！
忙しいのに、すみません～～。」

ソユン「何言ってんの！
家族みたいなもんでしょ。」

「ありがとう(^^;;」

空港は勝手知った道でハンドルを回すおんに。

音楽関係者だけあって、今日も車内で掛かってる
音楽もオシャレ。
格好良くって綺麗で憧れちゃうな、やっぱり。

「おんに今日も綺麗だね！」

前回は栗色の髪が今日はアッシュで艶々で、
軽く巻いてるスタイルがおんにらしい。

そしていつも彼女はピンヒール。
そんな女子力の高いおんに。

運転中は靴を履いで裸足って所がまたかっこいい。

疲れるとペタンコ靴で誤魔化しちゃう私。
見習わないとなぁ～(^^;;

ソユン「えぇ～あんたの可愛いさには負けるわ。」

そう言っておんには私を見て笑った。

車は空港を出て、招待状の場所へ直行する。

ソユン「テギョンからは連絡有った？」

「いえ、まだなんです。今日は忙しいのかも。」

ソユン「ふーん、そっかぁ。
まぁ、今日は女同士、楽しもう～！」

「うんうん！ですね！
あ、おんにの所にも招待状が来たの？」

ソユン「ニックンから貰ったの。」

「ニックンから？」

ソユン「そう。」

"案外、オレよりハレスの事、詳しいんだぜ？"と
いうテギョンの言葉が思い浮かんだ。

「へぇぇ、さすがニックン。」

ソユン「だね^^」