Second LINE ページ38
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「…」
あーーーあ。もう本当ヤダ。
〜1時間前〜
プルルルル
急に数年ぶりの実家に彼氏を連れて帰るのも
どうかと思って、母に電話をした。
母「…もしもし?」
「久しぶり。」
母「何?今更連絡なんかしてきて。」
「…今度紹介したい人がおって。」
母「紹介したい人…?」
「彼氏。
今度同棲しようって話になって
その挨拶したいって言ってて…」
私の言葉を遮り、笑い始める母。
母「何よそれ。笑 私への当て付け?」
「え?ちょっと…」
母「あんたがおらんくなってから
どんだけ苦しんだか…
それやのにまた離れていくつもり?
今度は男作って…
これでもう戻ってこれませんよって?」
「なぁ…何でそうなるんよ…」
母「言うたやろ。あんたがおらんくなったら
お母さん死ぬって。
あんたそんなにお母さんに死んでほしん?」
「違う。違うからお母さん話聞いて…」
母「お母さんの事惨めにさせて楽しい?」
お願い…
お願いやから…
「お母さん…お願い…」
私の話を聞いて…
そんな願いも虚しく
それからもただ母は嘆き、一方的に電話を切った。
プー…プー…プー…
「ふ…ふふふ…」
切られた電話に唖然としていると
何故か笑いが込み上げて来た。
「ふふ…相変わらず、すんごいな。笑」
もうどうしたらいいか分からんわ。
お母さん、お手上げです。
溢れる涙を今日は1人で拭わなければならない。
こんな時聡さんがいれば
何か変わったのかもしれない。
だけど甘えてばかりはいられない。
「…洗い物しよ。」
そう、また前に進むために
よし!と頬を叩き気合を入れた。
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のの嵐♪ - 初めて小説で泣きました(笑)私が今まで読んだ小説の中で一番好きです!ありがとうございます!!応援してます! (2021年8月24日 10時) (レス) id: 3d5f2481ae (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - yuka.さん» ごめん〜まだいけてない(T_T) (2021年5月5日 19時) (レス) id: 9ada39818a (このIDを非表示/違反報告)
yuka.(プロフ) - れなさん» せや、作品見てくれた? (2021年5月5日 19時) (レス) id: 9e01640ac9 (このIDを非表示/違反報告)
yuka.(プロフ) - ももさん» 最高w (2021年5月5日 19時) (レス) id: 9e01640ac9 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - れなさん» こっちが持たないですよね笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: 9ada39818a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:momo | 作成日時:2021年4月13日 20時