夕暮れ沿い 2

恋の去り際 ページ1

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奈緒side








雄大「奈緒〜もうちょっと居たら？」







奈緒「もう帰る。」





布団から出て、乱れた下着を整えて服を着る。







雄大「いつも冷たいな〜笑
もう別れなよ
気持ちないって言われたんでしよ？」







奈緒「俺んとこおいでよって？」








雄大「ダメ？笑」







奈緒「ダメ。笑」






雄大「奈緒ちゃ〜ん！！そこをなんとか！笑」






と抱きついてくる雄大。



この子は聡とこうなる前に知り合った。
最初は、日に日に忙しくなる聡と
一緒にいる時間も少なくなってきて寂しさから
雄大との関係が始まった。




こうやっていつも
聡と別れてこっちにこいと言ってくれる。


かわいいし、嬉しいんだけど
やっぱり聡がいい。





じゃあねと雄大を残しホテルを出て
帰り道を歩く。




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奈緒「だだいま。」







藤原「おかえり」









家に帰ると作曲ルームで曲を作っている聡。







奈緒「ご飯食べた？」







藤原「ん？うん。食べたよ。」








奈緒「そ。」





彼女にコンビニでばったり会った日
聡は次の日の朝まで帰ってこなかった。



きっと彼女の所にいってたんだろう。




帰ってきた時に言われた言葉。







"話し合いたくないならそれでいい。
だけど、どう転んでももう…
奈緒に気持ちが戻る事はないと思う。
だから、奈緒の気持ちの整理がついたら
また教えて？"





これはもう

"お前が別れると言うまで待つ"

と言う事で
私には別れる選択肢しかないと言う事。







それから聡は別れ話はをしなくなった。









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