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「…」
田中「本当に…迷惑にも程があるわ。
自分のチームを持ったなら
部下のミスがないように見張っておくのも仕事よ。
それが出来ないならやめなさい。
…これだから若いのは…」
はぁ？…誰がいってんの？
瀬名さんも後ろでうんうんと頷いてるけど…
全体を把握できてないのはどっちよ。
「…」
田中「大体、いつもあなたがあんなんだから
部下達もこんなしょーもないミスするんじゃないの？」
いつもどんな事言われても
波風立てないようにグッと堪えてきた。
「…」
でも下の子たちの事まで悪く言われて
このままでいいの？
いつかはズバッと言ってやる。
それまで実績を積むんだ。
そう思って我慢してきたけど…
そのいつかは多分今だ。
「お言葉ですが…
うちのチームは毎回間違いがないよう
入念にチェックさせてます。
そして最後には私もチェックをして出ます。」
田中「でも間違えてるじゃない。笑」
「いえ。私がチェックした段階では
間違いはありませんでした。それは出発の5分前。
田中チームもバタバタしたご様子でしたが
今日同じタイミングで出発されましたよね？
私たちが車に乗り込む前、田中チームの人が
うちの車から去っていくのが見えました。」
田中「それがなに。
うちの誰かが間違えたって言ってるの？」
「はい。
…そう私がここに着いた時本人から伺いました。」
そう言うと田中チームの濱田くんが
私の後ろの扉から入ってくると
"すみませんでした"と頭をさげる。
田中「…」
「怖くて田中さんに言えなかったみたいですよ。
皆んな田中さんに怯えてる。
そんなチームがいい仕事が出来るんでしょうか？
瀬名さんも…
この体制を放っておくべきではないと思います。」
そう言い2人に頭をさげ、部屋を出ようと振り返ると
頭をさげて"すみませんでした"と謝ってくれる
濱田くん。
「何かあったらうちのチームに来な？
…頑張ってね。」
そう小声で伝え、私は部屋を出た。
…すっきりした…
ーーーーーーーーーーーーーーー
嫌な事全部飲み干して
その場をただただやり過ごして
カップの底見つめ
ふがいなさのシロップを落として
とにかく飲み干して
いつかは全部吐き出して
それで笑って歌っていられたらな
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もも(プロフ) - 萠翔さん» はい？ (2021年10月29日 15時) (
レス) id: 4959190ca9 (このIDを非表示/違反報告)
萠翔 - ももちゃん？ (2021年10月29日 15時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - RIRUUU5さん» そんなに読んでいただいたんですね！ありがとうございます！！すごく嬉しいです！！ (2021年10月29日 15時) (レス) id: 4959190ca9 (このIDを非表示/違反報告)
RIRUUU5(プロフ) - 最高すぎて今回で4周目です...笑 悲しいシーンもあり、感動するシーンもあり、毎回そこで涙してしまいます.... いつも私に至福の時間をありがとうございます...😭🙏 (2021年10月9日 11時) (レス) id: 6b004457dc (このIDを非表示/違反報告)
yuka.(プロフ) - 読み直してしまったではないか (2021年5月24日 14時) (レス) id: 9e01640ac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momo | 作成日時：2021年2月16日 0時
