夕暮れ沿い

コーヒーとシロップ ページ6

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松永「Aさんって藤原さんと仲良いですよね。」









「え…そうなの？」









松永「仲良いですよ！
なんだかんだ藤原さんも
Aさんによく話しかけに行ってるし。
おまけにそれでしょ？」







会社に帰り、汚してはダメだと思って
脱いだパーカーを紙袋に入れている時
後輩の松永にそう話しかけられる。






それと指差すのは藤原さんのパーカー。









「これは藤原さんの優しさ」









松永「いや〜俺だったら貸さないな。
そんないいパーカー。」








パーカーにはCULLNIと書かれていて
私も好きでよく買うことがあるけど
それなりにいいお値段がする。








「松永と藤原さんの
優しさの容量が違いすぎるんじゃない？笑」









松永「めっちゃディスるじゃないですか笑」









「大丈夫、いいんだよ。
こればっかりは人それぞれの事だから。
別に恥ずかしい事じゃないよ？」









と松永の肩をポンポンとする。




こうやっていつも松永をおちょくって遊んでる。笑









松永「マジでむかつく。笑」









松永も松永で、先輩だからと物おじせず
話してくれる所が可愛くてしかたない。









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