. ページ14
.
藤原side
「聡さん！」
今日もまた公園で待っていると
後ろから聞き慣れた声。
今日ずっと聞きたかった声。
藤原「お疲れ様」
というとニコニコ〜っと笑顔を振り撒き
"お疲れ様です"と言い隣に座る。
藤原「ニッコニコだね。笑」
「嬉しくて…笑」
藤原「よかった」
「私聡さんの話聞くの好きなんです。」
藤原「俺話長いでしょ？笑」
「ん〜…たまに単語難しくて
何言ってるか分からないときはあります。笑」
藤原「それちゃんまつにも言われる笑」
「ふふふ…
でも、聡さんの話は優しさがあって好きです。
それに私にそんなにいっぱい話してくれるのが
単純に嬉しい。」
そう嬉しそうに話す彼女とまた色んな話をした。
藤原「じゃあそろそろ帰ろうかな。」
22時を回った頃、帰ろうと腰を上げる。
「はい。
あ、これ。ありがとうございました。」
と渡された紙袋を見ると
前に貸したパーカーとコアラのマーチが入っている。
藤原「ははは！コアラのマーチだ！笑」
「聡さんにそっくりだったんで笑」
ん？似てるか？
そう思いコアラのマーチをじーっと見る。
「ほら！その顔！笑 かわい〜！」
と言う彼女を見ると満面の笑みでこっちを見ている。
なんて綺麗な笑顔なんだろう。
ダメだ。会うたびに好きが増していく。
藤原「どうせならかっこいいのがよかった〜笑」
「…かっこいいですよ？
聡さんが音楽に触れている時、全部かっこいいです」
藤原「…何が欲しい？
おじさん欲しいものなんでも買ってあげるよ〜笑」
「ははは！そんなんじゃないです！笑」
と言いながら
"明日もお仕事なんですから
もう帰ってください！ほら！"
と俺の背中を押して手を振ってる彼女と別れて
家に帰る。
楽しかったな。
さっきまで聞いてたあの声をもう聞きたい。
ずっと一緒にいられたら。
そう思う俺はずるい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
愛する君の声がどんな歌より聴きたくなった
それだけなんだよ
話すことも大して決めちゃないんだよ
恋するだけの僕の相手をちょっとだけしてほしいんだ
震える指でダイヤルする夜はスロー再生で
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - 萠翔さん» はい？ (2021年10月29日 15時) (
レス) id: 4959190ca9 (このIDを非表示/違反報告)
萠翔 - ももちゃん？ (2021年10月29日 15時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - RIRUUU5さん» そんなに読んでいただいたんですね！ありがとうございます！！すごく嬉しいです！！ (2021年10月29日 15時) (レス) id: 4959190ca9 (このIDを非表示/違反報告)
RIRUUU5(プロフ) - 最高すぎて今回で4周目です...笑 悲しいシーンもあり、感動するシーンもあり、毎回そこで涙してしまいます.... いつも私に至福の時間をありがとうございます...😭🙏 (2021年10月9日 11時) (レス) id: 6b004457dc (このIDを非表示/違反報告)
yuka.(プロフ) - 読み直してしまったではないか (2021年5月24日 14時) (レス) id: 9e01640ac9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：momo | 作成日時：2021年2月16日 0時
