【テニプリ】無気力少女 (ページ14)

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いい度胸だな… ページ14

スポドリを作り終えたので配りに行こうと思う(ｷﾘｯ

あ「おーぃ、スポドリ作ってきてやったぞぉー」

気の抜けた声で呼びかける
すると皆がAのもとにぞろぞろ集まって来た

あ「しょーがないから氷帝さんところのも作ってあげたー!ゆっきーあたしえらい？」

幸村「えらいよA＾＾こんな奴らにも作ってあげるだなんて優しいね＾＾」

Aの頭を撫でながら幸村は言った

跡部「こんな奴らとはなんだ!あーん？」

幸村「ん？＾言＾」

跡部「クッ…；」

あ「ところでさ…あいつらいつまでやってるわけ？」

Aはテニスコートで試合をしている日吉と切原を見ながら言った

鳳「あぁ；日吉が切原をからかって切原怒っちゃったんですよ；」

宍戸「あいつら幼すぎんだろ；」

あ「あいつらいい度胸だな…人がせっかくスポドリ作ってやったのに…」

Aの背後から黒いものがわきあがって来た

ジャ「お、おい；A？」

Aはそこらへんにあったラケットとボールをふたつ引っ掴むとテニスコートに向かって行った

日吉と切原は近くにAがいることに気づかずに試合をやっている

Aは最初は切原、次は日吉に向かってボールを打った

そのボールは見事に二人の頭に直撃した

日吉「…ッ!!」

切原「…ッ!!」

二人は声にならない叫びをあげた
そのあと、切原が涙目になりながらボールの飛んできた場所を見ると…

あ「…」

真っ黒なAがラケットを肩に担ぎながらたたずんでいた

あ「てめーら…せっかく人がスポドリ作ってやったのにシカトとはいい度胸だな…あ゛あ゛っ!?」

切原「ヒィッ!!」

そこへ幸村がAに近づいてきた

幸村「A、君はテニスをやっていたのかい？」

あ「んぁ？一回もやったことないけど…？」

幸村「でも、威力もコントロールも完璧だった」

あ「みんなのやってるとこみてたからね」

幸村「!?それだけで…？」

あ「それだけだけど…」

その会話を聴いていたみんなは驚いた

仁王「どうやら俺はえらいモンを連れてきたようじゃのぉ；」