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10 time ° ページ10

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次の日。



この日も1時間前に、いつもの公園で自主練に来た。



やっぱり、誰もいない。




と思っていたら、例のスノーボード選手がやって来た。




僕に気づいたのか、こちらに手を振り向かってきた。




「こんにちは」


「こんにちは、

平野歩夢くん」




にやっと笑うと、彼はクスクスと笑い出した。


「はははっ、俺の事調べたんだ」



仕方なく調べたんです、と僕もクスッと笑った。



すると、歩夢くんは僕の横に座ってきて



「そういや名前なんて言うの?」



と尋ねてきた。




「長谷川慎。呼び捨てでいいよ」


「おっけ、俺の事も呼び捨てでいいから!!」




と、彼は爽やかな笑顔でそう僕に言った。

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作者名:mo5 | 作成日時:2018年3月7日 12時

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