とある妹の恋愛事情

第十九話　可笑しいじゃないですかぁ ページ20

美琴「何言って…((」

　
　

A「(( 私が誘拐されてから

　
　

　
家族と楽しく過ごしたんじゃないですか？
　

　
　
私のその時の生活なんか地獄だったんですよ？」
　
　
　
　

　
毎日、実験台にされて。

　

　
　
A「可笑しいじゃないですかぁ
　

　
　

なんで姉妹でこんなに差が付いちゃうんですか？」

　
　
　

美琴「ちがっ!
　
　

私はずっとAを探して・・・」
　
　
　
　

　
A「本当にそう言えます？」
　

　
　
　

美琴「!!」
　

　
　
　

なんで・・・
　

　
　
　

　
姉は幸せに暮らしてるのに

　
　

妹は地獄を味わいながら暮らさなければならない？

　
　

　
　
A「大っ嫌いなんです

　

お姉ちゃんが。
　
　

　

　
自分は苦労してきましたぁ、みたいなこと言って生きてる奴とか特に。
　

　
　
私のがもっと苦労してるのにさ」
　

　
　
　

　
美琴「A・・・？」
　

　
　
　

今もずっと過去に縛られてるんですよ。
　

　
　
　
私。
　
　

　
　

　
A「何も知らないくせに・・・


　

　
　

私の事なにも分かってないくせにっ
　
　

　
　
分かってるようなこと言わないでください!!」
　
　

　
　
　
　


　
　
次々に違うモノを
　
　
　

身体に埋め込まれて多重能力者になった。
　

　
　
　

　
　
A「私に幸せなんかなかったんです。
　

　
　
　
絶望しかなかったんです。
　

　
　

　
そんな私に希望を与えてくれたのは

　
　

　
お姉ちゃんじゃないっ!!
　

　
　

当麻君なんですよっ!!」

　
　
　
　

　
　
　
お姉ちゃんは何も言えないみたいですね。
　
　

　
　
そりゃあそうですよね

　
　

妹に大っ嫌いとか言われて。
　

　
　
　

　
　

　
A「当麻君といる時間だけが幸せだったんです。

　
　
　
　
　

大好きなんですっ!!
　
　
　

　
　
　
　

だから、絶対に負けないっ
　

　
　
　

　
たとえ当麻君がお姉ちゃんの事を好きだったとしても・・・
　

　
　

　
私は絶対にあきらめないっ!!」

第二十話　こんなにも辛いなんて…→←第十八話　先制布告です。

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