とある妹の恋愛事情

第十八話　先制布告です。 ページ19

美琴SIDE



　
佐天「御坂さん？どうしたんですか？」
　
　

　
　

美琴「えっ？なんでもないわよっ？」
　
　

　
　
佐天「そうですか・・・？」
　

　

　
　
　
　

A・・・
　
　
　

　

　
初春「あっAちゃん達来ましたよっ!!」
　

　
　
　

　


初春さんが見る先には
　

　
　

Aと、アイツ。

　
　
　

　
A「やってくれるそうですよ＾＾？」
　
　
　

　
　
なんか、無駄に見られてるような気が・・・

　

　
　
A「お姉ちゃん、ちょっと良いですか？」
　
　

　
　

黒子「(敬語――――――？)」
　

　
　
　
美琴「えっ！？

　

　
良いけど・・・」
　

　
　
　
　


　
：・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　
　ASIDE
　
　

　
　
　

　
美琴「用って何？」
　
　

　
　
　

気付いてたんでしょう？
　
　

　
　
　
A「話、聞いてましたよね」


　

　
ほら、急に焦った顔をする。

　
　
　

　
A「お姉ちゃんも当麻君の事、好きなんですよね？」
　

　
　

　
　
美琴「なんで・・・そんな事・・・」

　
　

　
　

A「・・・先制布告です。
　
　

　
　

　
お姉ちゃんに、この勝負、負けてもらいます。」
　

　
　

　
　
だって不公平ですよね？
　
　

　
小さいころ"私だけ"誘拐だれて
　
　
　

"お姉ちゃんだけ"家族と楽しく過ごして、

　

　
　

美琴「勝負ってどういう事よ・・・」
　

　
　
　
A「今まで、私が欲しかったものを
　
　
　

　
持っていたお姉ちゃんには負けたくないんです。」
　

　
　
　

　
好きでした。
　
　

　
お姉ちゃんの事。
　

　
　
私を見つけてくれたとき、嬉しかったです。

　
　
　

　
でもね・・・。
　

　
　
　

A「当麻君だけは譲れないっ」
　

　
　
　
　

美琴「!!」

　
　

　
　

　
嫌いなんです。
　

　
　
　

貴女が。
　
　

　
　
　
　
A「家族も友達もっ自由もっ!!
　
　
　

　

全部、持ってる貴女には負けたくないんですっ!」

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