第三百六十話 ページ13
「君って空飛べたんだな」
物珍しいものを見るようにこちらに一つしかない目を向ける鬼太郎。
まぁ確かに普通は空なんか飛べないもんな。人間様は。
異様と言われれば異様。コウモリと鳥の羽が混じったような意味不明な翼を広げて俺は鬼太郎と空を飛んでいる。
鬼太郎がどう飛んでいるかといえば烏を大量に連れて飛んでいるわけで。
というか、重たくねぇのかあの烏どもは。
「たかーい！」
「おい猫娘暴れんな。落ちたらミンチだぞ」
「やだー！」
「なら大人しくしてろな」
普段と違うのは俺の背に猫娘がのっていることくらいだろうか。
んで、空を飛んでまで行く行き先っていうのは今日来た依頼、鵺だ。
鬼太郎の了承した猫娘復活の条件、大逆の四将の一人。
それを探すために出かけるというわけだ。
後、大逆の四将を直近で見たいとわめいていた輪廻とかいうやつは置いてきた。
危険だし、何よりうるさかった。
Aはよくあんな奴を相手にできたなと思うほどうるさかった。
「……おい鬼太郎。お前先行ってろ」
「なんで急に」
「気にすんな。すぐ追っかける」
猫娘を鬼太郎に手渡せば、姿が見えなくなるまで見送る。
そして、先ほどから感じていた視線に目を向けた。
動揺してか、視線がわずかにずれたような気がしなくもないがどうでもいい。
「おい。バレてんぞ。んな小細工してんじゃねぇよ弱味噌」
今時、こんなくだらない手段で覗き見する変態もいたんだな。なんて思う。
本当にくだらねぇ。楽しくもねぇし度胸もねぇな。
「やけに殺意が籠ってるみてぇだが、相手してやろうか？
まぁ、そんな小細工使ってる時点でお前は相当弱いんだろうがな」
一つ睨みを利かせてやれば視線は消えた。
逃げたか。本当に度胸もねぇ奴だ。
つまらないことを思いながら、見えなくなった鬼太郎を追いかけた。
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モブ - 好きなアニメの夢系小説見れるのすごい嬉しいです！一気見しちゃいました！いくらでも待ち続けるので‥つづきを‥っっ (2月6日 16時) (
レス) id: ab7894b478 (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 更新お疲れ様です！ゲゲゲの鬼太郎は大好きなアニメの1つなので夢小説があって嬉しいです！最近はコロナなどで不安定なご時世ですがこれからも無理せずに頑張って下さい！ずっと応援しています！ (2021年2月13日 13時) (レス) id: 3da8e597eb (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - 初コメ失礼します。こんなに素晴らしい作品が書けるなんて……羨まし()ｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝ…素晴らしいです……こんな作品……ハマるしかないですよ……ありがとうこざいます……これからも応援してます…… (2019年12月9日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - マリイさん» 私は私が書きたいものを書きたいんです。最近は別の方に脱線しているという理由もありますし、これ以上作品を増やすことはおそらくないです。ごめんなさい。 (2019年11月6日 11時) (レス) id: b13316b4f3 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いて欲しいです バルモンドは夢主を溺愛してる設定で (2019年11月1日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 | 作成日時：2019年4月30日 13時
