【ゲゲゲの鬼太郎】紺鼠の遺影。ニゲラの花言葉。

第三百六十四話 ページ17

鵺らしき奴を追いかけて、やってきたのはずいぶん廃れたビルのようなもの。

目玉の親父によるとどうやらここは鉱山で働いていた人のアパートらしく、壊すのに金がかかるからと放置されているらしい。


はぁ…なんで今の社会は全部金なんだかねぇ…。


そんな不満を胸に抱きつつ、口には出さないでついていく。

しかしまぁ、いつ壊れるかわからないところを歩くのは怖いもんだ。

いや、下敷きにされようがなんだろうが俺は死なねぇんだけど。


さっきの煙の気配を追って、歩く。

特殊は靴は足音を一切感知させない。が、

隣にいるやつの下駄の音で全部台無しだ。

こいつは不意打ちできない奴だな。


気配に近付けば近付くにつれ、声が聞こえるようになる。

正直凄まじく眠いしどうでもいいんだが…俺も帰って寝たいと思ってしまう。

元々鬼太郎が撒いた種なんだからあいつがなんとかしろよ。

というか俺はなんでこいつについてきたんだっけ。


眠たいせいかあまり上手く頭が回らない中、鬼太郎は鵺に向かって走り出す。

俺はめんどうくさいのでそのままゆっくりついていった。




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ZEROくんは別にいい人ではありません。

そこお間違いないように

ZERO「んの間違いだこら
クソみたいな文章書きやがって」

すいません…()

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