第三百十四話 ページ17
炎を纏う刃が黒くうねる髪を俺から切り離した。
うまい具合に俺に当たらない様に綺麗に。
「A！？」
夕日に染まる赤髪、肌。
美しい色合いを持つ姿はどちらの性でも美人と謳える。
その姿を見るたんびに俺は思っちまうんだ。
本当に俺がお前の隣にいていいのかって。
お前の戦いに、俺を混ぜてもいいのかって。
『…俺の�猴Э有瓩房蠅鮟个垢福�
人形に対し睨みを利かし、刀を構える俺の�猴Э有瓩呂燭世修Ω世辰涜�を踏み出す。
なぁ、本当に思ってるのか？
お前はそう言ってまた誰かに＿＿＿＿＿。
「阿呆め！」
叫んだ人形。
前から飛んでくる髪に対処していれば後ろから同じ髪が飛んできた。
小細工ではない。おそらくこいつは二体いる。
回ノ型で払おうとすれば、一瞬にして後ろからきた髪が止まった。
よく見れば倒れていた輪廻から三本の鉛色の角が生え、黒髪が銀に染まっている。
にへらと元気な笑みを浮かべながらこちらに中指を立てて言った。
「ばーか！後ろもしっかり見ろっつの！」
それでも輪廻はもう一体の方を相手していく。
乾いた死んだ目は潤いを帯びて、生き生きとしている。
あぁ、お前はやっぱり人形なんかじゃねぇよ。
誰よりも強い、俺の友人に背を任せ、前を向く。
誰かに支えらないと、俺は生きていけないから。
『ウロドモドチイマイウソルユヲミキニテノコラカダ！封印呪術！-朱玲-！』
赤く染まる石を人形たちに向け、術を唱える。
赤い鎖が人形たちを引き寄せ、石は鎖を帯びて彼らを封印した。
久しぶりにこれで封印したな。持っててよかった。
「なぁA」
『ん？なんだ？』
「…俺は友人なのか？」
地面に座り込んで下を見ながら輪廻はそう口にした。
力を解いて黒い髪が夕日に照らされてる。
『……お前の好きに解釈すりゃいいよ。
そこを決めるのは俺じゃないから』
「勝手に好かれて迷惑じゃねぇの？」
『もう散々意味もなく好かれてきたよ。今更増えたところで平気』
「俺は…�犖瓢��瓩世次�」
『＿＿＿＿＿＿＿輪廻は俺と友人は嫌か？』
「…いや、そういうわけじゃ…ねぇ…けど」
『ならそれでいいじゃないか。お前がどんなものでも関係ないさ。
全部お前が決めていい。お前の人生なんだろう？』
へらへらと笑えば輪廻は泣きそうに顔を歪めた。
頭を撫でてやったら怒られたよ。ははは。
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とりまろ。(プロフ) - あんこもちさん» 鳥肌になってくれて嬉しいですわッッ！(((新章も始まりまして更新バリバリ頑張りますよ！コメントありがとうございます！ (2019年4月30日 13時) (
レス) id: ba9bcb022c (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち - わぁぁ！凄い！全部の題名と繋がった！何か意味があるんだろうなぁ〜と思ってたけどほんとに合った！あそこ読むとき鳥肌やばかったです！鬼太郎と夢主ちゃんの恋の進展も気になる、、、。更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2019年4月30日 8時) (レス) id: 209354e5c5 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - 待っていてくれてありがとうございます！不定期更新ですが完結まで頑張ろうと思います！ (2019年4月20日 20時) (レス) id: ba9bcb022c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - 待ってました！忙しくて更新できない時が多いかもしれませんが少しずつ更新頑張ってください！これからも応援しますっ！(・ω・)ﾉｼ (2019年4月20日 20時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 | 作成日時：2019年3月24日 15時
