第二百九十八話 ページ1
「ようA、来てくれたんだな」
『…いや、呼んだというか、依頼されたっていうか…』
半目でじとっと見つめる目の前にはねずみ男。
とある家からの依頼で万年竹がいるから祓ってほしいと依頼がきたのだけど、
その依頼の指定場所には何故かねずみ男がいて首を傾げてしまう。
こいついっつも面倒ごと連れてくるから出来れば今すぐ帰りたい。
「あの…僕はどうしたら…」
『気にしないて、背にいればそれで良いから』
そう、今回はどうしても面倒ごとに巻き込まれたくない理由。
零くんの記憶を取り戻すために色々記憶にあるものを探すということ。
どうやら彼は今回俺が竹やぶに行くということを聞いた時、
何かわかりそうなそぶりをしていたので連れていくことになった。
出来れば彼は怪我をして欲しくはないのだが…。
「まぁそんな嫌そうな顔すんなって。
助っ人も呼んどいたからよ」
『助っ人？』
首を傾げていれば、後ろからこつりこつりと聞き慣れた下駄の音がする。
あぁうん、がっつり察したよ。そういうことね。
こうなると更に危険がかさ増しされそうだと内心ため息を吐いた。
「おーい鬼太郎！はがき読んでくれたみたいだな。ありがとよ！」
鬼太郎くんは随分とムッとした表情でこちらに歩いてくる。
そりゃそうか、ねずみ男だもんな。
「えー、こちら観光協会の久保田さんと、
この竹やぶの持ち主の金井ご夫婦」
「どういうことだ？」
「皆さんはこの竹やぶを観光地にする話を進めているんだ。まぁそれに当たってだな。
ここに本当に万年竹がいるかどうか確かめてほしいって頼まれちまったわけよ」
『俺を呼んだ理由はどうせ倒してほしいからとかだろ』
「そのとーり！」
『帰ります』
「ちょちょ！待ってくれって！な！？」
無理やり俺のこと引き止めるねずみ男をう鬱陶しく思いながら、
その話を聞くことになった。
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とりまろ。(プロフ) - あんこもちさん» 鳥肌になってくれて嬉しいですわッッ！(((新章も始まりまして更新バリバリ頑張りますよ！コメントありがとうございます！ (2019年4月30日 13時) (
レス) id: ba9bcb022c (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち - わぁぁ！凄い！全部の題名と繋がった！何か意味があるんだろうなぁ〜と思ってたけどほんとに合った！あそこ読むとき鳥肌やばかったです！鬼太郎と夢主ちゃんの恋の進展も気になる、、、。更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2019年4月30日 8時) (レス) id: 209354e5c5 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - 待っていてくれてありがとうございます！不定期更新ですが完結まで頑張ろうと思います！ (2019年4月20日 20時) (レス) id: ba9bcb022c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - 待ってました！忙しくて更新できない時が多いかもしれませんが少しずつ更新頑張ってください！これからも応援しますっ！(・ω・)ﾉｼ (2019年4月20日 20時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 | 作成日時：2019年3月24日 15時
