【ゲゲゲの鬼太郎】血が垂れて、咲くのは青の月見草。

第五十八話 ページ9

『鬼太郎くん…やっぱり今回の妖怪の事件 ついてっていいかな』

「…どうしたのそんな急に」

『だって あんなこと言った後まなちゃんに会いづらいし
それに今回は 少し気になることがあるから…』


もしかしたら今回 鈴覇の言っていた

唐紅が出てくるかもしれないんだ

それなら尚更 俺は行かなきゃいけない


「…ダメだ」

『え…どうして…？』


鬼太郎くんが否定したことに

俺は困惑した

だって俺は 封印役として役に立つと思っていたし


「ダメなものはダメなんだ
いいから 早く学校に行ってきてよ」

『……わかった
じゃあね』


元々行くために用意していた鞄を持ち

制服で 学校へと走っていった









「よかったのか？鬼太郎」

「えぇ これでいいんです父さん
Aはこちら側に干渉しない方がいい」


そう言った鬼太郎の顔は

酷く悲しそうであった









「A先輩！
一緒に回りませんか！？」

「ちょっと抜け駆けはダメよ！
私と回ってください先輩！」


『…あははっ』



行きたくなかった理由が発動したぞ…もうやだ

まず 一つ目は普通にめんどくさい

何が嫌で好きでもない工場見学するんだって感じ


で 理由二つ目

こんな感じで女子がうざい


いやまぁ性別的には俺も女だけどね

これでも俺は美形な方らしい

で 学園でかなり有名なイケメンの先輩らしい


から こんなことになるわけで

誰か助けてぇ…(泣)








「ごめんなさい！
先輩は私と回るので！」




聞きなれた声と共に腕を引かれ

女子の軍団から遠ざかってく




＿＿＿＿＿＿＿


後々気付いたけど夢主さんと

まなちゃんは学年違うから

工場見学一緒じゃなくないか？と思いました

きっと学年一緒の工場見学なんですね(洗脳)

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