【ゲゲゲの鬼太郎】血が垂れて、咲くのは青の月見草。

第五十七話 ページ8

『…ごめん 明日工事の見学らしいから
早めに帰って寝てくるよ』


鬼太郎くんについて言ったものの…

よく考えたら明日は 工事現場の見学だったわ

うわぁ…行きたくねぇ…


「人間って大変なのね」

『いきなくないトコに
連れて行かれるっていうね

本当は鬼太郎くん達と調査したいけど
難しそうかなぁ…』

「いや いいよ
無理してないでA」


後ろ髪を引かれながらも

俺は先に鬼太郎くんの家へと帰っていった







家に帰ると 鈴覇から貰ったかんざしがある

鈴覇は意思だけになってまでも

唐紅ってやつを止めたかったんだろうな


そう言えば赤輪って言ってたな

後 赤銅のことを拾漆とか言ってたり

唐紅を陸とか


『…何で数字を…』


蘇芳の目的が未だにわからない

俺を呪って あいつに何の利益があるんだ？


『とりあえず 眠って…
明日 また頑張らなきゃ…』


あぁ 明日 気まずいまま まなちゃんに会うのか

それはそれで嫌だなぁ…

でも言葉は取り消せないし


もう仕方ないかな



早く寝て 明日 すぐ謝ればいいか

そうしたら まなちゃんは許してくれるかな



そうしたらまた


俺と一緒に出かけてくれるかなぁ




そんなこと思いながら

俺は寝落ちした

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