【ゲゲゲの鬼太郎】血が垂れて、咲くのは青の月見草。

第九十九話 ページ50

日が昇り始めた早朝

伝書鳩を飛ばし 外に出る服へと着替えるため

カバンの中身を見る


街に出るから 和服では目立つので

洋服のことはよくわからんが

とりあえず着れるものを着る


ポシェットの中に

護身用の札を入れて準備は大丈夫







「Aちゃん どこに行くんじゃ？」


ふと後ろから声をかけられ振り返る

そこには 俺が準備するときの物音で起きたんだろう

目玉さんがいた


『ねずみ男に正装と刀を捨てられたので
それを新しく作ってもらうために出かけるんです』

「そうか…おい 鬼太郎！起きるんじゃ！」


寝ている鬼太郎くんを叩き起こす目玉さん

それに唸りながらも目を覚ます鬼太郎くん


「なんですか 突然」

「Aちゃんが 出かけるそうじゃ
付いて行ってやりなさい」

「はぁい…」


あぁ 別に付いてこなくてもいいのに

そんなことを思っていたけれど

よくよく考えたら俺守る術が札しかないのか


それなら鬼太郎くんに付いてもらった方が

身の安全が確保できるからいいや



眠そうに目をこすりながら俺に付いてくる鬼太郎くん

まぁ きっとこの先行ったら目も覚めるだろう


この先は一種の地獄と言ってもいいくらい酷い

道中は だけどね






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お話がいっぱいになったので

続編へ移行いたします！

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