【ゲゲゲの鬼太郎】血が垂れて、咲くのは青の月見草。

第九十六話 ページ47

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「優しくすれば付け上がりよって…決めたぞ！
これよりわしは恐怖で人間の尊敬を集める！

まずは見せしめとして
この街を滅ぼしてやろう！」


付け上がってたのはどっちだ

俺が抵抗しないことをいいことに色々やってきては

理不尽に怒り暴れまわっただけのお前が

それを語るんじゃねぇよ


「A これが終われば
わしと祝言を上げ わしの妻にしてやろう」

『ふざけんなよおっさん妖怪が
付け上がってたのはテメェのほうだろ

される側になってから唐突に被害者ぶりか？
うぜぇんだよそういうの 一番な！』


キレそうだ

なんなんだよこいつ

今まで一番腹立つやつかもしれない


「なんだと！？」

『第一俺は男だ それも確認せずに妻だ嫁だの
いい加減ぶち殺すぞ くそ雑魚妖怪』


ねずみ男がかみなりと俺の会話を

焦りながら聞いていると


「お前が裏で糸を引いていたのか」


一反もめんの背に乗った

鬼太郎くんが 空に現れた


「Aを返してもらおうか！」


ねずみ男がなんだかがやがやしているが

最終的にかみなりに殴り飛ばされた






「小僧！またやられに来たか！」

「いいや おまえを倒し
Aを救いにきたんだ！」


その言葉を聞いて 鼓動が少しだけ

早く高鳴った気がした


「やれるものなら…やってみせい！」


かみなりがどんどこと太鼓を叩く

すると鬼太郎くんの近くの地面から

青い雷が現れ 鬼太郎くんを雷で閉じ込めた

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