【ゲゲゲの鬼太郎】血が垂れて、咲くのは青の月見草。

第五十四話 ページ5

-side 鬼太郎-





『じゃあ 行ってくるね
お土産 楽しみにしててー』


ひらひらと手を振って

Aは女の子とは思えないくらい

格好いい服装で 出ていった


どうやら昨日から花を吐く病気は止まったみたいだし

朝っぱらから抱きしめられることは無くなった


ただ それがなくなると

朝一番に抱きつかれることに慣れてきた体も

少し むずかゆくなるわけで


「どうした鬼太郎」

「な！何でもありません！」


父さんに話しかけられてハッと気づいた

僕は一体何考えているんだ

Aはただ 花を吐くのを止めるために

僕に抱きついてたんだし


このモヤモヤは一体何なんだろ







-side A-






「あ！せんぱーい！」

『やっほー まなちゃん
遅れてごめんね』

「いえ！私も
今来たところですから！」


今日はこの前約束したまなちゃんと買い物にきた

相変わらず元気な子だね

まぁ 俺は特に買うものもないし

荷物係でいいかなぁ


特に買いたくて来たわけではないし

本当にお詫びだからね


「先輩どこ行きたいです？」

『まなちゃんに合わせるよ
俺 誘った側だけど 何も考えてない』


あははーっとどこか遠くを見るように

まなちゃんから目を逸らす

計画性のなさが見て取れるわぁ





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一日更新休んですいません

切腹しときます

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