第七十六話 ページ27
「見覚えがあると思ったら
あの時まな姉ちゃんと一緒に手紙出した人!」
『うわ めんどくさ バレたし』
隠れるように 鬼太郎くんの背中に回り
小さく身を縮ませた
身長差のせいで 俺見えるだろうけどね
「なんでここにいるんですか!?
もしかしてお兄さんも妖怪!?」
『いやいやいや!
なんか変な方向に勘違いしてるね!?』
俺のどこが妖怪なんだ
あ でも今刀を腕に取り込んだか
いやそれは祓い屋なら誰でもやる技
「じゃあ人間なの…?」
『大きく分けるとそんな感じ
細かくすると 妖怪に近い存在かな
…裕太くんだったよね
君は祓い屋って 知ってるかな?』
裕太くんは首を横に振ったので
鬼太郎くんの背から離れ
あぐらをかいて座る
『祓い屋っていうのは
悪い妖や 人に害をなす霊を倒すためにいる人のこと
生まれつき霊力に長け 妖怪や霊などが見えて
普通の人より ちょっと彼岸に近い存在
さっきの刀が俺の祓い屋としての武器
"霊刀 -霞- 朧月"』
さっき戻した刀を
もう一度腕から取り出す
「じゃあ僕の話を信じてくれたのは…」
『まぁ元から知ってたしね
それに 鬼太郎くんのことは他の妖怪から聞いてたし
少し見て見たいとは思っていたよ
妖怪を倒す妖怪ってものを』
俺達祓い屋からすれば
不思議でしかない存在なんだよねぇ
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とりまろ。(プロフ) - のん@天使から墮天使さん» ありがとうございます! (2019年5月21日 13時) (レス) id: ba9bcb022c (このIDを非表示/違反報告)
のん@天使から墮天使(プロフ) - 八十二話の挿絵が、めっちゃ可愛い! (2019年5月19日 19時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - アルビノ猫さん» 更新遅くなってすいません 夢主さんが初めて女の子の服装を着ても すごい不満そうな顔してますね コメントありがとうございます (2018年5月1日 22時) (レス) id: 8d2cd9c08d (このIDを非表示/違反報告)
アルビノ猫 - え、ちょ、夢主ちゃんかわいい、、、、、、、、更新待ってました大好きです(( (2018年5月1日 20時) (レス) id: 18e3bfd774 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - アルビノ猫さん» 最高と言っていただけて嬉しいです 挿絵集…ですか うーん 考えておきますね^^; (2018年4月26日 21時) (レス) id: 8d2cd9c08d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もずく。 | 作成日時:2018年4月12日 16時