【ゲゲゲの鬼太郎】血が垂れて、咲くのは青の月見草。

第五十話 ページ1

「先輩！もう心配したんですからね！」

『あはは ごめんってば』


絶賛説教中なう です

まぁお怒りですわなまなちゃん

理由もなく休んだことは謝ろう


「先輩は鬼太郎のところに住んでるんですから
何かあると不安になるんです！」

『あー 妖怪がいっぱいいるから
食い殺されてないかとか？』

「わかってるなら連絡くらいくださいよ！」

『わぁぁっ 悪かったからもう許してよー
お詫びに今度一緒に買い物付き合ってあげるからー』


そう言うとすごい勢いで

降ってきていた説教の雨が止んだ

まなちゃんを見ると

ものすごい赤面で俺を見ていた


「か…買い……
先輩それって…もしかしなくても…」


ん？俺なんか変なこと言ったっけ

買い物付き合うって言っただけだし…

あ そっか 男女でこういうの

行くのはデートって思う人もいるのか

まぁ俺は別にいってもいいんだけど


『まなちゃんは行きたくない…？』

「いっ 行きたいです！
先輩と買い物！」

『じゃあ 決まりだね
曜日はいつにしようか』









微笑ましい光景を

妬ましい目で見る獣が一匹


ただ Aはそれに気付かないふりをする

だって正体はわかってるもの

獣は舌打ちをするとその場から消えていった

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