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第二十四話 ページ25

夜になって 門が開いた

そこには変わらず正装を着たAがいた


『いてて…あれ 鬼太郎くん
どうしたの?俺の家の前で』


少し乱れた髪に

増えた傷

それでも変わらなく笑っている


「…ちょっと協力して
欲しいことがあってね」

『俺が役に立つのならいいよ』


また変わらない笑顔で笑えば

きっと痛いであろう足でついてくる


「…足は?」

『もう平気だよ』


そんなこと言って 歩き方が変だ

今もまだ痛いはずなのに

なんで彼女は我慢するのかな







-side A-







「ここじゃな」

「ビビビプロモーション…
もしかしてあいつが?」


あれか 最近人気の電池組の会社か

ここの何が妖怪と関係あるんだろ


「あらー?そこにいるのは鬼太郎ちゃんじゃない」


隣から声をかけられ そっちを向いた

なんかすごい見た目の人がいる

でもあれか 雰囲気的に人じゃないから妖怪だなこいつ


「景気どお?相変わらず毎日同じ服着てるのねぇ」

『いや別に 同じ服着たっていいでしょ
服装考えなくて楽なのは助かるし』

「ん?あんた誰よ」

『祓い屋 血花A
訳あって鬼太郎くんの手伝いをしてる人間だよ』

「はっ!祓い屋っ!?」


ひえーっと言いながら

車の扉に隠れる妖怪


『そんな訳もなく祓う訳ないじゃん
それに封印より祓う方が疲れるからそんな乱発しないよ』

「それより
やっぱりお前の会社だったのか」

「友達の成功をやっかんじゃいけないわよ」

「そんなこと言って…知らないぞ」

「知らないって言われてもねぇ?」

『あ』


ドスンっと音を立てて

車の上に降りてくる猫娘


「あんた…また悪さして…!」

「ぎゃーっ!猫娘!」

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白桜姫 - 夢主の髪の色がめちゃいい (2020年1月23日 22時) (レス) id: fb346ce4d5 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - 碌無者さん» うーん、作ったのがかなり前なのであまり覚えてはいませんが確か、この子は死んでいるから呪っても意味はないという意味を込めてだったかと思います。作者が曖昧ですいません… (2019年8月31日 12時) (レス) id: b5b6caadd7 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 初めまして。何故正装が死装束なのですか? 和服の合せは男女共通で、正面から見てカタカナの「ソ」になるのが正しい着方です。逆になると死んだ人に着せるものになりますので、不吉ですよ。作中で説明が成されていたら申し訳ありません。気になりましたもので。 (2019年8月30日 16時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - レモンさん» 閲覧ありがとうございます 誤字などは私の小説では多いので指摘してくださりありがとうございました! (2018年10月4日 15時) (レス) id: 5241d6a6f8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです! (2018年10月3日 16時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もずく。 | 作成日時:2018年4月5日 20時

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