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「情けねぇな！そんなもん使わねーと喧嘩もできねぇのかよ！」
現れたのは特服をきて、金髪のマスクをした男。
声だけでわかる。幼馴染みの剛だ。
なんで、こんなところに……？
喧嘩の強い剛はそれはもうあっという間に全員を片付けてしまい、私が入る隙もなく、気づいたら市松の連中は逃げるようにしていなくなってしまっていた。
「おい、大丈夫か。」
剛に手を引っ張られ立ち上がる。
「剛助かったよ。本当にありがとう。
てかなんでこんなところに？」
「まぁ、いろいろあんだよ。それよりまさかAがまた喧嘩してるとは思わなかったわ。やっぱキレキレだったな！」
「そう？久しぶりだったから結構やられちゃった。ほら、みて、アザだらけ。」
「おまえら、知り合いなわけ？」
私と剛の様子をみた伍代が聞いてきた。
「幼馴染みたいな感じ。あ、喧嘩教わったのも剛のお兄ちゃんなの。」
「え、じゃあ、難波猛？」
「そう。」
「通りでその強さなわけか。
………てかまた傷できちまったな。」
彼は私を見ると傷があるであろう頬に触れる。
私を見つめる視線と触れた手は優しい。
「こんなの、すぐ直るよ……」
「バカ、すぐ直らねぇだろ。」
そのまま手は髪に触れ優しく撫でられる。
「巻き込んだのは俺だよな。巻き込みたくなかったのに。」
「違うよ。私は自分の意思で動いたの。だから誰のせいでもない。私自身で決めたから。」
「…………でも、こういう状況のときはそう思ってももう、入ってくるな。喧嘩して傷作った姿なんてみたくねぇわ。」
「………うん。気を付ける。」
彼の触れてた手はそのまま髪に触れ優しく撫でられた。
喧嘩のときは助けたい気持ちだけでなにも考えず無我夢中だった。伍代の言葉を聞いて、甘かった自分の行動に後悔。
「………え、っとお二人さん、とりあえず病院行かないか？」
気まずそうにいう剛の言葉に慌てて病院に向かった。
病院に向かうまで特服になってる経緯を聞いた。剛はどうやら友人のため、特服に着替えて助けたらしい。そのせいで喧嘩に負けた市松の連中が報復しようと探されているとのこと。
ちなみに伍代には二重生活がバレてるらしいが、市松の連中には黙ってくれているとのことでひと安心。
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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年6月25日 22時) (
レス) @page13 id: a084972b78 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - こんにちは！急なんですけどなんか最近伍代くん関連の作品キスシーン多くないですか？妄想が止まらなくて読むたびにカッコいい伍代くんに半殺しにされてるんですけど…。これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年6月18日 13時) (レス) @page4 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優奈 | 作成日時：2022年5月9日 23時
