1. 気持ち溢れるダンキング [ セブルス・スネイプ ] ページ8
＊男主+絵画修復士
＊大人+同級生主
＊甘
───────
『うわ…あちゃ〜失敗したなぁ。』
Aは部屋でお菓子作りをしていたが久しぶりに失敗してしまった。
セブルスが淹れる紅茶が飲みたくて、せめてもの手土産に自作のお菓子を持っていくのだが…、
『んー…これは、持っていけないなぁ…。』
全てが綺麗に割れてしまっているビスケットをの欠片を摘んで苦笑いを浮かべる。
ぱくりとひと口 口に含めると少し硬いが味は美味しかった。
それでもセブルスの前に出すのはAのプライドが許さなかった。
『砕いてタルトにしてもなぁ…時間的に間に合わないだろうし。』
焼き上げている間、修復に夢中になってしまったのが原因だった。
自分の腹の音でハッとした頃には焼きすぎてしまっていて見事に割れていた。
『あ〜も〜セブルスのお嫁さん失格じゃーん！』
「誰が誰の嫁だって？」
『誰がって…僕がセブルス……の……
せ、セブ！？』
「今頃気づいたか馬鹿め。」
声がする方に振り返ると、
そこにはソファにふんぞり返って座り、肘をついてAを見つめるセブルスがいた。
Aは驚きのあまり頭をセブルスの方に向けながら、天板の上に広げていたビスケットたちをかき集めて見えないようにする。
しかしこの部屋に漂う甘く香ばしい匂いは隠しきれていない。
『せ、せ、せ、セブ…ど、どうしてここに！？』
「落ち着け。」
『い、いやだなぁ！僕は至って冷静だよ！』
「笑い方が下手くそ極まりない。」
片方の口角を上げながらセブルスは杖をひと振りする。
シュッと現れた紅茶セットたちにAは冷や汗を垂らしそうになる。
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Alice@4日(夙夜・陸)更新(プロフ) - すしをさん» えぇ…(´Д｀)こんなに更新を怠っていて怒られて当然なのにそんな優しいお言葉…泣かせる気ですかコノヤロー(;∀;) (3月4日 21時) (
レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
すしを(プロフ) - 新作の通知が来てから終始ニヤニヤしながら読ませていただきました… (3月4日 20時) (レス) id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2024年3月2日 14時
