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「あ"〜やっと俺の手が戻ってきた。」
『ははっ、お疲れさま。』
「手がふやけるかと思ったぜ。」
そう言いながら自身の手を握ったり開いたりして久しぶりの手の感触を確かめていた。
そして待ってましたと言わんばかりにAを抱きしめる。
「はぁぁあ生き返るぜー。」
『ふはっなにそれ。』
「Aが目の前にいて触れられないなんて辛すぎだろ…はっ！マクゴナガル…それが狙いだったのか！？」
『んなわけないだろ〜普通に罰則でしょ。』
ぎゅっと抱きしめ返すAも今日一番の笑顔を見せた。
手を繋いで寮へ戻る道中、シリウスは思い出したようにAを見る。
「そういやお前、セリフの語尾がずっと"セバスチャン"だったぞ。」
『へ？語尾？』
「あぁ。最初は気にしてなかったけど、途中から"こいつただセバスチャンって言いたいだけなんじゃないか？"って思い始めてな。おかしかったわ。」
『全然意識してなかった…。なんか言いたくならない？セバスチャンって。』
「俺は何時でもAにはシリウスって呼ばれたいけどな。」
『おぉっと、いきなりそんなキザっぽいセリフ言わないで心臓に悪いから。』
冗談っぽく交わしたAはシリウスを引っ張るように前に出て歩みを進める。
その代わりと言ってはなんだが、繋いだ手に先程より幾分力が込められており時折見える耳は赤みを帯びていた。
「ふっ、主サマは恥ずかしがり屋だなぁ〜。」
『あーもうはいはい！』
「あ？返事は一回でいいって教わったんだが？」
『うっ……は、はい。』
「はっ、可愛いヤツ。」
シリウスの長い足はたった一歩で開いた距離を詰めた。
寮まであと少しといったところでくるりと方向を変え、先程とは逆にシリウスがAの手を引いた。
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Alice@4日(夙夜・陸)更新(プロフ) - すしをさん» えぇ…(´Д｀)こんなに更新を怠っていて怒られて当然なのにそんな優しいお言葉…泣かせる気ですかコノヤロー(;∀;) (3月4日 21時) (
レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
すしを(プロフ) - 新作の通知が来てから終始ニヤニヤしながら読ませていただきました… (3月4日 20時) (レス) id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2024年3月2日 14時
