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んんっ〜と身体を伸ばし、目を擦る。
スッキリした視界で改めてAを見ると…
なんということだ。
「…いつからその格好で見ていたんだい？」
『え？んーっと、
……リーマスが寝てすぐかな？』
なんということだ。
髪の毛も逆さまになって可愛いおでこが見え、ラフな格好なためかシャツが捲れて…おへそが……おへそが見えているッ！
すぐさま杖を取りだしAに浮遊呪文をかける。
戸惑うAなど気にしない。
私の膝の上まで浮遊させ同じ目線になった途端ぎゅっと強く抱きしめる。
『え？え？な、なんだなんだ？』
「はぁ〜〜〜……全く私が寝ている間にそんな無防備な姿を外で晒さないでくれ。」
『逆さまで木にぶら下がってるやつのことなんて、周りが近づかないと思うけど？』
「そんな事ない。君の絹のような美しい素肌を見たらみんなが放っておくはずがないさ。」
『ふふっ、それリーマス限定のことじゃない？』
二人にしか伝わらない声の大きさで私たちは他愛のない会話を楽しむ。
小鳥のさえずりも、風で植物が揺れる音も、自分の心音も、
Aの小さな声の前ではかき消されてしまう。
私にとってはそれがなによりも美しい調べだった。
腕の中にAがいる。
私の胸に頬を寄せるAがいる。
心地いい風、温かい夢、好きな人のいい香り。
ある日の、何も無い日の、美しい午後。
あぁ、今日も私は幸せ者だ。
〈〈 木漏れ日が、笑った 〉〉
───────
「私の前以外で逆さま禁止！」
『えぇ…？じゃあリーマスも僕の前以外では色気振り撒いちゃだめだよ。』
「んん？い、色気？？そんなこと普段もしてないよ。色気なんてないし。」
『君なんて色気の塊じゃないか！』
「わっ、可愛い…っじゃなかった！わかったわかった！A限定ね！」
続く
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Alice@4日(夙夜・陸)更新(プロフ) - すしをさん» えぇ…(´Д｀)こんなに更新を怠っていて怒られて当然なのにそんな優しいお言葉…泣かせる気ですかコノヤロー(;∀;) (3月4日 21時) (
レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
すしを(プロフ) - 新作の通知が来てから終始ニヤニヤしながら読ませていただきました… (3月4日 20時) (レス) id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2024年3月2日 14時
