1. ヒエラルキーの瞬き [ シリウス・ブラック ] ページ1
＊男主
＊学生時代+同級生主
＊ほのぼの甘
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寮監のマクゴナガルが鬼の形相で目の前に現れたのも数分前。
すなわちこの数分で天と地ほどの温度差を四人は経験したようだ。
なんの温度差かはご想像にお任せしよう。
ムスッと眉間に皺を寄せ、決して綺麗とは言えないボロ雑巾を持つシリウスにAはゆっくりと近づいた。
『…僕が本の返却行ってる間に一体どうしてこうなるの？』
「知るか。頭が固ぇんだよ俺らの寮監サマはよ。」
『あらら、虫の居所が悪いねぇ。僕がよしよししてあげようか？』
「ふんっ！」
Aが両腕を広げて歓迎する姿勢を見せたが、それもシリウスはツーンと跳ね除けてしまった。
いつもならば喜んで飛び込んで、あっという間に主導権を奪い取るシリウスがそれを拒否したのだ。
『……なーんだつれないなぁ。』
「…っ………だよ…。」
『え？なに？きこえなっ、』
『だーかーら！雑巾が手にくっついてんだよ！』
両手をAの目の高さまで持っていきプラプラと泳がせる。
確かにシリウスは手のひらを広げてはいるがその手には雑巾が引っ付いているようだった。
『ははーん。マクゴナガル先生の罰則だね。』
「だとよ。魔法を使わず窓を拭けってよ。
ったく、これじゃあ杖を握りたくても握れねぇっての。」
『他の三人は？』
「違うところで同じことされてる筈だ。」
相変わらず仏頂面だが手の届く範囲の窓を律儀に拭きあげるシリウスにAはくすくす笑みを零した。
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Alice@4日(夙夜・陸)更新(プロフ) - すしをさん» えぇ…(´Д｀)こんなに更新を怠っていて怒られて当然なのにそんな優しいお言葉…泣かせる気ですかコノヤロー(;∀;) (3月4日 21時) (
レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
すしを(プロフ) - 新作の通知が来てから終始ニヤニヤしながら読ませていただきました… (3月4日 20時) (レス) id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2024年3月2日 14時
