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「『……。』」
明らかに好意を持った人物がリーマスに宛てた…いわゆるラブレターだ。
二人してその便箋を凝視したあと、同じタイミングで目を合わせる。
リーマスはハッとしてぶんぶん首を横に振る。
「こ、これは!」
『ちょ、しーっ!』
リーマスがいきなり大きな声を出したもんだから、図書室の数多の目がこちらを向いた。
その目の中にはもちろんマダム・ピンスもいて、鋭い視線が僕たちを貫いた。
「っ!…え、っと…」
『……出ようか…。』
そそくさと荷物をまとめ立ち上がった僕に、慌ててリーマスもついてくる。
僕はそんなリーマスに目もくれず廊下へ出た。
幼稚な僕が顔を見せた瞬間だった。
「ちょ、Aっ！待って！」
両手で抱きしめるように教科書を持っていた僕の腕を、リーマスが急に掴んだせいでバサバサっと音を立てて落ちる本たち。
ごめん！と慌ててリーマスは僕の教科書をかき集める。
なんだか今日のリーマスは慌ててばかりだ。
『……ありが、』
「さ、さっきの手紙のことだけど…！」
僕の言葉を遮ってカサっと先程の手紙を持ち出したリーマスにズキリと胸が痛む。
「図書室に向かう前に、貰ったんだ。」
『うん。』
「もちろん断ったんだけど、手紙だけでも受け取って欲しいって言われて…」
『うん。』
「だから、えっと…ご、ごめん？」
『別に謝るようなことしてないでしょ？』
と言ってる割にはつんけんした声色で言ってしまった。
なんて子供なんだ…。
そんな自分が恥ずかしくって情けなくてリーマスの顔を見ずに教科書を受け取って、自分の寮に足を向けた。
早くその場から立ち去りたくて、リーマスが僕を呼び止める声がしたが聞く耳を持たなかった。
─
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Alice@(プロフ) - Lemon!?さん» いえいえ全然！！Σ(ﾟдﾟ；)今裏も書いてますのでしばしお待ちを……！ (10月13日 22時) (
レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon!?(プロフ) - 改めて思ったけど、やっぱり神ですよね？ (10月13日 1時) (レス) @page22 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon!?(プロフ) - はい！ほんとにありがとうございます！ (10月7日 15時) (レス) id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
Alice@(プロフ) - Lemon!?さん» リクありがとうございます！お相手ハリーで喧嘩からの仲直りですね！その続きでさらに裏ということでよろしいでしょうか？(>_<) (10月7日 14時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon!?(プロフ) - ハリーで喧嘩した後仲直りが見たくてですね、無理でなければお話を続きとして裏の方も見たいのですが…。ほんとに無理だったら全然大丈夫です！お身体お大事になさってください。 (10月7日 12時) (レス) id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2023年9月6日 19時
