第41話 濱家side ページ41
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家に帰ると、Aが料理を作って待ってくれていた。Aは、キングオブコント決勝までの何週間、一滴もお酒を飲ませてくれんくて、厳しい態度も相当取られたけど、それがこの結果に繋がったのなら、やはりAは、凄腕のマネージャーなのだと思う。
『とりあえず、お疲れ様･･･お酒は、』
「今日はええわ。悪い酔いしてまいそう」
『そう･･･、じゃあ食後にコーヒー淹れるね』
料理を出しながら、Aはそう言った。
Aは、恒例の食後のコーヒーをテーブルに置いて、向き合った先の自分の位置に座った。
「Aはさ？」
『ん？』
「結婚、とか考えとる？」
『うーん、考えてはいる。･･･輝明にも言われとるしね』
どんだけ仲良いんだ。石井自身は何か結婚出来なさそうやけど、ケツは叩くんやな。まぁ、Aと石井は年子やから双子も同然なんか。
「じゃあさ、･･･来年、結婚せぇへん？」
『え？！･･･いきなりやなぁ〜？』
「来年は、優勝するつもりやから。その時は俺の嫁さんとして見てほしい」
『ふふっ、･･･石井マネージャーやなしに隆一の嫁さんか〜･･･』
「うん」
ニコニコしてる真意が分からずに少し警戒する。
『ええよ。･･･仕事のこと考えんくてええし』
「ええの？」
『ええよ。･･･ていうか、プロポーズはもっとしっかりやって欲しかったなぁ？』
「え？」
『あんなん、俺と結婚してくれって言うてるもんやん』
「ははっ、そうやなぁ〜」
まだ決勝の余韻でふわふわしているのかもしれない。けど、そうじゃないと言えんかった。
「好き」
『うん』
「ホンマにホンマに好き」
『はいはい』
「好きすぎる」
『あんまり言いすぎると好きの価値下がんで？』
やって、こんな俺を支えてくれる人なんてAぐらいなもん。頑固で、マイペースで、面白くて、可愛くて、綺麗で、気遣いができて、頼もしいAが俺の奥さんなんて、嫌でもワクワクしてしまうわ。
「次は本プロポーズしたる！」
『プロポーズに本も何もないねん』
俺の奥さんになってくれるのが、Aでよかった。
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柊(プロフ) - 完結おめでとうございます！ご本人のキャラ崩壊などが無くてすごく面白かったです！ (2021年9月7日 9時) (
レス) id: 951bb9cd74 (このIDを非表示/違反報告)
妖狼(プロフ) - 濱家さんと夢主ちゃんがどっちも大好き同士でめっちゃキュンキュンしました！更新、気長に待ってます！ (2020年8月29日 23時) (レス) id: 0267bb7316 (このIDを非表示/違反報告)
うら(プロフ) - 最近好きになりつつあって偶然こちらの小説を発見、思わず最後まで読み込んでしまいました。すごく面白かったです！犬っぽい感じが想像出来てキュンとしました。早く次の話が更新されないかとワクワクしながら待ってます。応援してます！ (2020年1月7日 19時) (レス) id: a403eefda5 (このIDを非表示/違反報告)
白桃(プロフ) - 「毒入りキャラメル」かな？（笑）嬉しいなあ。でも明鳥さんには敵わないよ。新作書いてるから更新頑張ってくださいね！！ (2019年2月7日 19時) (レス) id: e1db0d658c (このIDを非表示/違反報告)
明烏(プロフ) - 白桃さん» ありがとうございます！白桃さんの作品いつも拝見させていただいてます。これからも頑張ってください！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 61727da3e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明烏 | 作成日時：2019年2月3日 17時
