【hnkkn】見える娘と祓い屋息子【源輝】 (ページ41)

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そして、私達の秘密暴露大会が幕を渋々開けたのだった。

先行、寧々ちゃん

「いきます！」

「私の秘密は・・・・・！！」

「ちゅっ、中学の頃、想像上の彼氏とひとりで交換日記を付けていたことです！！！」

「三点。」

「どうしてぇ！！？」

寧々ちゃんが頑張って暴露した内容に一秒もかからず土籠先生は点数を言い渡した。

「一つ、それくらい知ってる。二つ、どうでもいい。」

「みっつ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。」

「お前嘘ついてるだろ。」

「わっ！私は嘘なんか！！」

土籠先生に問われ目が点になるほど動揺している寧々ちゃん。

もしかして現在進行形の秘密だったりするのかな。

「そうかァ？中学の頃なんて言っといて今もつけてるじゃねぇか。ひとり交換日記。」

・・・やっぱりか。寧々ちゃんわかりやすいんだよなぁ。

「しかも相手はそいつの兄貴。」

「『え？』」

「キャーーーーーーーーーーーー！！！！！Aちゃん！！誤解しないで！」

『いや・・・私は別に輝とは何もないから気にしないで。』

そう言いつつも心のどこかで靄がかかったような感じがした。

なんだろう・・・。

「先輩、兄ちゃんと交換日記してるんすか？」

「やめて！突っ込まないで！！」

寧々ちゃんの静止の声は空気に溶け、土籠先生は淡々と朗読を始めた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

〇月×日

今日の全校集会、壇上で生徒会長としてお話しする先輩素敵でした！

でもでもっ、あんまり寧々の方ばっかり見ちゃダーメ♡

私達の関係は他の人には秘密なんだから！

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「全校集会があったこと以外は全部妄想だ。」

「やべー。」

「？」

光はあまりわかっていなさそうな顔だ。

「いやああああああ！！！Aちゃんごめんなさいいいぃいい！！」

『寧々ちゃん落ち着いて！ほら、深呼吸して・・・。』

「Aちゃぁん・・・。」

『よしよし。』

あちらで勝ち誇ったように手をあげている先生にはあとで殺虫剤のドリンクでも差し入れしてあげよう。

「先輩！！クソッ！よくも先輩を・・・。」

「次はオレの番だ！！！A姉が言わなくてもいいようにここで止めてやる！！」

そうして、光と蜘蛛野郎の対決が始まった。