【hnkkn】見える娘と祓い屋息子【源輝】 (ページ28)

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「高等部からの編入のやつよーくきけ。これは忠告だ。」

そういって話し始めるのはAと小学校が一緒だった伊勢崎と宮瀬だった。

「睦月と源が幼馴染ってのは多分聞いたことがあるだろうけど俺あいつらと小学校一緒でさ。高学年上がる前まではこっちが恥ずかしいほど仲が良かったんだ。」

「今考えたらびっくりするほど仲良かったあいつらが急に話さなくなった。今のお前らみたいに悪口いうやつが睦月に源と話すなって言ったのが原因なんだけど。それからずっと源も睦月に話しかけなくなったが睦月はいじめられ続けた。そしたらある日源が見たこともないような笑顔で雷を落としたんだよ。いじめが無くなったと思ったら何かと何癖着けていじめられ続けていて体にあざつくった幼馴染の姿を見てブチ切れ。俺ら死ぬかと思ったわ。」

「宮瀬顔真っ青だったよなｗｗ」

「伊勢崎もだろ。ってことで睦月にちょっかい出すとお前らの大好きな源からマジの雷落とされるから死にたくないならそれ今すぐやめろそして謝れ。」

「はぁ？信じるとでも？」

「あ、伊勢崎。Aどこにいったか知らない？」

「うおっ！源！？」

「え、何？すごい空気重いけど・・・。」

Aに用事があることを思い出しクラスを訪ねてきた輝に一斉に視線が向く。

「あのさ、源君って中等部の時なんかした？」

ド直球で聞いてきたのはさっきの話を全く信じていない高等部からの編入した中西。

クラスの中心的な存在の女子でAが苦手なタイプだ。

「え？」

「お前ガチの雷落としたじゃん。」

「あ～～～そんなこともあったね。僕のかわいい大事なAが大きな青あざ作ってきて僕がブチ切れしたヤツ？」

そう笑顔で答える輝を見てサーーーーーと顔が青くなるクラスメイト(一部を除く)

「そうそう。あんときのお前ほんと怖くてさ～。」

「で、なんでその話になってるの？僕の悪口大会？それとも・・・・。」

「ち！違うぞ！！！源が怒った姿見たことないって言ってたやつらに教えてただけ！睦月ならさっき職員室の方行ったと思うぞ！」

「そっか。ありがとう宮瀬。」

笑顔で去っていった輝に苦笑いで手を振るクラスメイトはなかなか滑稽だったのだろう。

「・・・。睦月さんが帰ってきたら謝る。」

「それが正解だ。俺はもうあの雷を見たくない。」

ｶﾞﾗｯ

「！！！！さっき源が探してたぞ睦月。」

『あ、会えたから大丈夫。』

「そっか！」

『ありがとね、伊勢崎君。』

「おう。」