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次郎side
朝食中。
.
「え、野原が帰ってこない？」
橘が心配そうに頷いた。
「無断外泊ってこと？」
「はい…。朝になったら、連絡が来てると思ったのですが…
なにもありませんでした…。」
「うわ、それ強制退学だ…。」
黒岩の言葉に皆、言葉をなくす。
「あ、野原、
俺たちのグループチャットからいなくなってる。」
“野原さやか がグループチャットを退出しました”
「え…。」
「ほんとだ。」
グループチャットの最後にはそう表示されていた。
「私たち捨てられちゃったの？
…なんかショック…。」
.
.
その時、
「大変だっ、大変だ！！！」
田畑が携帯を持ったまま必死の形相で走ってきた。
.
「もう〜田畑、お前も落ち着いてメシ食え！」
「いやあ、食いたいけど食えないよっ！これ見て！
野原さんのアカウント、いま確認したんだよ〜！」
田畑の見せてくれた携帯には
野原のSNSが表示されていた。
.
「私は警察に向いてなかった。」
「退学したい。」
「死にたい。」
.
「…えっ、これヤバくない？」
しかし、
カイくんもAちゃんもどこかうわの空で。
.
「…ああ。」
『…そう…だね…』
「…あれっ、違う…？」
.
「さやかちゃん…ずっと悩んでたもんね…。」
「そりゃあそうだろ！
あいつ足引っ張ってばっかだったし！
俺たちどれだけ連帯責任取らされたか。」
「…そういう言い方良くないぞ。…ねえ？」
「…うん……。」
.
どこか一点を見つめたままのカイくん。
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なな(プロフ) - 紫音さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(^.^) (2020年7月26日 20時) (
レス) id: 080c506ace (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - とても面白いです続きも楽しみに待ってます！ (2020年7月26日 2時) (レス) id: 4d3a0ac3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな
| 作成日時：2020年7月19日 9時
