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クプスヒョンは最初抵抗していたけど、向かい合わせのヌナが無抵抗なので、それに流されたのか段々と大人しくなっていった。
__「ヒョン」
固い空気を和ませるようなハニヒョンとドギョミヒョンの鼻歌をBGMに、色とりどりの装飾を施されていくAヌナが、クプスヒョンに向かって口を開く。
ヌナがここ最近で一番重い表情をした。
クプスヒョンも同じだ。
地獄にでも行ったような顔をしている。
それがなんだか、たまらなく嫌だった。
__「ヒョン、ごめんね」
明らかに落ち込んだ声は、なんだか泣いてしまうんじゃないかとハラハラしてしまう。
心配そうなハニヒョンがヌナの頭を撫でて、ついでにリボンをくくりつけた。
SC「何に対しての？」
__「全部」
SC「考えは変わった？」
__「変わらないよ。だから謝ってるの」
SC「じゃあダメだ」
__「……」
SC「でもオレは、何があってもお前と一緒にいる」
クプスヒョンが小難しそうな顔をしたまま笑みを作って、握っていない方の手で肩にかかった髪の毛を後ろに流す。
なんとなく、なんとなくだけど皆きっとわかっていたはずだ。
二人がこうなった原因は、おそらくそう簡単な話じゃなかったんだろうって。
僕達には言えないほど、僕達が簡単に聞けないほど。
もしかしてAヌナは辞める気だったのかな。いや、それは考えられない。
新しく出来るだろうガールズグループに入るなんて馬鹿げたことはないだろうし、だとしたら身体でも悪く……？
いや、練習量は今だって多すぎるほど多いしそうじゃないはず。
SC「オレ達、もう一度話し合おう。それでもダメなら何度でも話し合えばいい。別に決着はつけなくてもいいから」
教えて貰えないのは歯がゆくて仕方ないけれど、僕にだって人に言えない事の一つや二つ……
……三つや四つ。
ヌナが、きゅっと口を小さくして堪えるようにヒョンを見つめている。
そのなかなか雰囲気の良いシーンを、やっぱりシュアヒョンが簡単に壊してしまった。
JS「これ公式のインスタに載せるの？」
JH「もちろん」
SC「なんでだよ」
JH「『仲直りしなさい』に対して『仲直りしました』って返事をするのは常識だろ」
JS「じゃあ衣装のままはダメじゃない？」
DK「あっ、忘れてた」
JH「上着羽織って上着、この際誰のでもいいから」
そう言ってハンガーに掛けられていた誰かのコートを、ハニヒョンが投げて寄越した。
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せの(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！昨日ですよね。交通機関が所々麻痺してたのでちゃんと会場に向かえてたらいいんですが……お恵みが欲しいのでプレディス神社にポイを貼りつけようと思います (2019年10月14日 9時) (
レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 作者様のファンです。コンサートは外れてしまいましたが、握手会に行きます。作者様の分までメンバーを見てきます。作者様にもセブチからのお恵みがありますよう祈ります。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: 4373b2733c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - konusasanさん» 私も公演中止決定してからツイッター見れなかったです(見た)ありがとうございます、払い戻された金で宝くじ当てて私達も一緒にワルツ回りましょうね…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ゆかりさん» 思い起こせば赤髪のウーさんに「ミンギュｗｗｗ」って言ってる頃が一番楽しかったですよね。ありがとうございます、わたしたち強く生きましょう…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
konusasan(プロフ) - はじめまして、作者様の大ファンです。私も12日を楽しみに生きてきて、今日ショックで何も手につきませんでした。どうか、作者様に素敵な出来事が沢山起こることを祈っております。辛いことには変わりませんが作者様の心が少しでも軽くなれば幸いです。 (2019年10月10日 2時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年9月30日 10時
