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「兄が締める割合は今も大きいままですよ」
みんなは今頃、マイクのチェックをしてる頃かな。
それとも女の子達と和気あいあいやっているのかな。
次の次に始まるそのステージに私は立てないけれど、こうして今、頭の中はあの人達でいっぱいなのだ。
やっぱり口を隠したまま、誤魔化すように少しだけ笑って言葉を返す。
__「でも私、みんなのことが好きなんです」
MH「本当に？」
__「うまく伝えるのが難しいんですけど……私の姉が結婚して義理の兄が出来た時とか、姪っ子が生まれた時の感覚が近いと言うか……他人なのに」
KH「ああ、家族が増えたってことな」
__「恋とか愛だのとかじゃなくて、もっと、こう、宇宙規模で……」
ウォノさんが難しそうな顔をして「宇宙規模」と呟く。
私だって自分がいまいち何を言っているのかわからない。
__「だから私の存在の全てを会社に捧げた所で、私は何も惜しくはないんですよ」
MH「尽くしすぎだって」
__「別に見返りは求めてません。もう既にたくさん貰ってますから」
KH「はあ……つまりスンチョラも大変な女を妹に持ったわけだ」
MH「可哀想」
__「……どういう事ですか」
WH「良い妹だし、良い姉だと思うよ。ちょっと考えがアレなだけで」
JH「アレって」
ウォノさんが渾身のフォローをしてみせるけど、あっさりジュホンさんに笑われてしまう。
私だって自分がまともだとは思わないけど、結局の所これが本心なんだからどうしようもない。
「最初は嫌だったはずなのに、どうしてこんなに大切な人が増えちゃったんでしょうね」
そう言い終えた後に、口元を隠していた手を離す。
これ以上隠す必要のある話をしないと察したらしい人達も、同じように手を降ろした。
やっぱりこの光景は絶対変だったと思う。
多分またいろいろな人に内容を聞かれるんだろうな。
この際、記事にされない事だけを祈っとかないと……
MH「それ、オレ達に言うより本人達に言った方が喜ばれると思うけど？」
__「嫌です」
KH「じゃあそう言ってたって伝えておいてやるよ」
__「どうぞ。私はそんな事を言うタイプじゃないし、皆信じません。むしろ疑心暗鬼になるだけです」
MH「ちょっとウォノヒョン、考え直して。本当にこれが良い妹で良い姉なの？」
WH「うーん……」
困った風に腕を組んだ隣のウォノさんを眺めていると、また照明が落ちて音楽が始まった。
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せの(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！昨日ですよね。交通機関が所々麻痺してたのでちゃんと会場に向かえてたらいいんですが……お恵みが欲しいのでプレディス神社にポイを貼りつけようと思います (2019年10月14日 9時) (
レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 作者様のファンです。コンサートは外れてしまいましたが、握手会に行きます。作者様の分までメンバーを見てきます。作者様にもセブチからのお恵みがありますよう祈ります。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: 4373b2733c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - konusasanさん» 私も公演中止決定してからツイッター見れなかったです(見た)ありがとうございます、払い戻された金で宝くじ当てて私達も一緒にワルツ回りましょうね…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ゆかりさん» 思い起こせば赤髪のウーさんに「ミンギュｗｗｗ」って言ってる頃が一番楽しかったですよね。ありがとうございます、わたしたち強く生きましょう…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
konusasan(プロフ) - はじめまして、作者様の大ファンです。私も12日を楽しみに生きてきて、今日ショックで何も手につきませんでした。どうか、作者様に素敵な出来事が沢山起こることを祈っております。辛いことには変わりませんが作者様の心が少しでも軽くなれば幸いです。 (2019年10月10日 2時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年9月30日 10時
