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前回よりほんの少し前の話 ページ1

スンチョル視点





事務フロアの片隅に、この会社の副社長が鎮座する副社長室がある。





「副社長、話し合いが終わったらご飯連れてってくれるんでしたっけ」

「絶対高いのにしよう」

「ヒョン、どうせまた肉が良いって言うんでしょ?」

「なんでちょっと嫌そうなんだよ」

「だって二人とも無理やり食べさせようとしてくるから」





Aがそのフロアに向かう階段を登りながら笑う。


オレが副社長室に出向くことは多い。それはAも同じだ。

だってオレ達には話すことが山の様に積み重なっている。





「それにしても、私達二人揃って呼ばれるってどうしたんでしょう。電話で何の話か聞こうとしても、直接会って言いたいって」

「個人仕事の話なら簡単な説明くらいはいつも電話でしてくれんだろ?」

「そうそう」

「なんだろうなぁ……ただ長話したいだけならお前は呼ばないだろうし」

「クプスヒョン、もしかして悪い事したんですか?」

「なんでオレなんだよ。お前が悪い事をしたから責任者のオレが呼ばれたんじゃないのか?」

「私は何も……んー、多分」

「多分ってなんだ、多分って」

「だって思いつかないんですもん」





Aが少しだけ、おどけたように舌を出した。


オレは事あるごとに活動方針の話を副社長と話をしているし、Aも個人の仕事に関する話は副社長室で聞くことが多い。

偶然居合わせるという事は今までよくあったけど、確かに、Aが言うように二人揃って呼び出される事はいままでなかった。





「じゃあ宿舎が変わるとか?」

「とうとうお前も同じ部屋に移動してくるのか」

「ついに会社命令を拒否する時が……」

「監視しやすくて良いのに」

「私がヒョンと共同生活するなら、ゲームは一日一時間までですよ」

「一週間貯めて7時間じゃん」

「残念ながら時間は貯める事が出来ません」





事務所の人たちのデスクを通り抜けていくと、オレ達の様子を見ながらくすくすと笑う。


Aが「条件はクリアできそうですか?」と冷ややかな笑みを浮かべながら、副社長室を開けた。


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せの(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます!昨日ですよね。交通機関が所々麻痺してたのでちゃんと会場に向かえてたらいいんですが……お恵みが欲しいのでプレディス神社にポイを貼りつけようと思います (2019年10月14日 9時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 作者様のファンです。コンサートは外れてしまいましたが、握手会に行きます。作者様の分までメンバーを見てきます。作者様にもセブチからのお恵みがありますよう祈ります。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: 4373b2733c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - konusasanさん» 私も公演中止決定してからツイッター見れなかったです(見た)ありがとうございます、払い戻された金で宝くじ当てて私達も一緒にワルツ回りましょうね…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ゆかりさん» 思い起こせば赤髪のウーさんに「ミンギュwww」って言ってる頃が一番楽しかったですよね。ありがとうございます、わたしたち強く生きましょう…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
konusasan(プロフ) - はじめまして、作者様の大ファンです。私も12日を楽しみに生きてきて、今日ショックで何も手につきませんでした。どうか、作者様に素敵な出来事が沢山起こることを祈っております。辛いことには変わりませんが作者様の心が少しでも軽くなれば幸いです。 (2019年10月10日 2時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せの | 作成日時:2019年9月30日 10時

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