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「赤くなるよ」
「明日には治ってます」
「なんでそんな事わかるの？毎日こうだから？」
「ホシヒョンは私を泣かせに来たんですか……？」
「ううん、Aが泣いてるって思わなかった。知らなかったし」
「……私は上手に隠せてますよね、きっと」
「んんー……クプスヒョンとああなのは全然隠せてないけど、Aがここまで弱ってる事には皆気付いてないと思う」
「そうですか」
そう言ってAが息を零す。
これは困った事になった。
オレは結構クプスヒョンとAの事については楽観的に考えていて、二人はすぐ元通りになると踏んでいた。
だからこそ、やがて収束するだろうこのいざこざの原因が知りたかったんだ。
オレを唆してきたヘビみたいなウォヌが頭の中で笑うけど、結局のところ動いたのはオレの意思だ。
「ホシヒョンは、」
少し背の低いAを見下ろしながら心の中で唸り声をあげていると、ゆっくりとAが口を開いて、途中で言葉を切った。
そのまま急かさずに待ってみれば、こくりと喉を動かしてAがもう一度告げる。
「ホシヒョンは、私の選択がいつも合っていると思いますか？」
「A……？」
「私はきっと、間違った事をしていると思うんです。だからクプスヒョンが怒るのも無理はありません」
「そうなの？」
「……でも、私は、」
「うん」
「……私がとんでもないバカで、頭が悪くて、意気地なしで、嫌な人間で、どうしようもなくて、間抜けだって事はよくわかってます」
「いや……まあ、そんな事思ってないけど……」
「でも、ホシヒョン」
「なに？」
「無理なのかもしれないですけど、」
「うん」
「私を、嫌いにならないで欲しいんです」
そう言ったAが、堪えきれなかったのだろうか、鼻と目を赤くしてぽろぽろと大粒の雨のような涙を落としていく。
また強く袖を押しあてようとするから、今度はやんわりと止めて、親指の腹でAの頬を出来るだけ優しく拭った。
こんな事、あまりやった事がないから大丈夫なのかも解らない。
親しい女の子が泣いてる時のあやし方なんて習ってこなかったし、時間があるなら親族に聞いて回りたいくらいには情報が欲しい。
きっとオレは困ったような顔をしているんだろう。
Aがオレの顔を見上げて、パチパチと二度瞬きすると、また涙が頬に流れていく。
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せの(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！昨日ですよね。交通機関が所々麻痺してたのでちゃんと会場に向かえてたらいいんですが……お恵みが欲しいのでプレディス神社にポイを貼りつけようと思います (2019年10月14日 9時) (
レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 作者様のファンです。コンサートは外れてしまいましたが、握手会に行きます。作者様の分までメンバーを見てきます。作者様にもセブチからのお恵みがありますよう祈ります。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: 4373b2733c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - konusasanさん» 私も公演中止決定してからツイッター見れなかったです(見た)ありがとうございます、払い戻された金で宝くじ当てて私達も一緒にワルツ回りましょうね…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ゆかりさん» 思い起こせば赤髪のウーさんに「ミンギュｗｗｗ」って言ってる頃が一番楽しかったですよね。ありがとうございます、わたしたち強く生きましょう…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
konusasan(プロフ) - はじめまして、作者様の大ファンです。私も12日を楽しみに生きてきて、今日ショックで何も手につきませんでした。どうか、作者様に素敵な出来事が沢山起こることを祈っております。辛いことには変わりませんが作者様の心が少しでも軽くなれば幸いです。 (2019年10月10日 2時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年9月30日 10時
